内容説明
「ベースボール」という単語さえ知らなかったアフリカの小さな島の少年少女たち。笑って、泣いて、怒ってそして仲直り。心の底から楽しんで、がむしゃらにタンザニア甲子園を目指し共に成長していく、子どもたちと日本人教師の奮闘記。
目次
第1章 アフリカ野球との出会い
第2章 縁を結ぶ一期一会
第3章 チームづくり奮闘記
第4章 立ちはだかる壁
第5章 「目標」に変わった「夢」と心の雨季
第6章 広がり始めた「野球」の芽!第7章 ふたたび甲子園へ!これぞザンジバル野球
第8章 ザンジバル初の野球大会。そして…
あとがきに代えて―夢を実現させたパイオニアたち
著者等紹介
上原拓[ウエハラタク]
1983年生まれ、日本体育大学出身。沖縄県高等学校野球連盟理事。2014年、JICA青年海外協力隊員としてザンジバル国立大学へ赴任。仕事の傍ら、野球の普及に取り組む。2016年に帰国後は、地元沖縄で高校野球を指導しながら、「ザンジバル野球を支援する会」を立ち上げ、活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kawa
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青年海外協力隊でタンザニア・ザンジバル諸島(ちなみにクイーンのフレデイ・マーキュリー出生地)に赴任の高校教師。少年少女たちと野球不毛の地でがむしゃらにタンザニア甲子園を目指す日々をドキュメント。たった2年間でタンザニア大会3位、著者の情熱が周囲の縁を巻き込んだ結果か。10mも投げられず野球オンチと思われていた少年、実は左利きでひょんなことからき気付いて一躍左腕エースに。固定観念や常識にとらわれない大切さを教訓的に実感。著者帰国の数年後、タンザニア・ナショナルチームとして来日は他人事ながら「やったねー」だ。2024/03/18