内容説明
DV被害女性の支援活動を次世代に継承するために。日本で「DV」という言葉が普及した1990年代。日本初、当事者主体のシェルターの創設。全国ネットワーク化、「DV防止法」制定への働きかけ。そこには、シスターフッドが息づいていた。
目次
1章 「DV/シェルター」前史―女性に対する暴力への気づき(「アルコール問題を考える会(AKK)」に参加した女性たち
女性が暴力に気づき社会問題化 ほか)
2章 当事者によるシェルター運動―「AKK女性シエルター」の開設と活動(開設;シエルター運営 ほか)
3章 「女性への暴力・駆け込みシェルター・ネットワーキング」設立から「DV防止法」制定へ(全国のシェルターがつながる;初の全国大会、さまざまな立ち位置の支援者が集まって ほか)
4章 エンパワーメントで読み解く「AKK女性シェルター」の活動展開(エンパワーメントの展開過程―個々人の力の回復から社会変革へ;「AKK女性シェルター」の活動展開にみるエンパワーメント ほか)
資料 「AKK女性シェルター」関係年表