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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
70
子どもに本を手渡す活動をされている3人がそれぞれに本との出会いや、活動内容(ブックトーク)や児童書談義をする。「応援団としてできること」鼎談もとても盛り上がる▽中学1年生ブックトーク「勇気があれば」中学2年生ブックトーク「信じる力」中学3年生ブックトーク「君の行く道」おとなのためのブックトーク「忘れることと、忘れたがいけないこと」▽勉強になりました。今ブックトークを作っていて悩んでいたのですが「ブックトークの目的は、子どもに本を手渡すこと」本選びが大事だと深く感じ入りました。本が先でテーマは後でいいんだ2023/07/04
chiaki
33
子どもたちの読書支援の実践集。越高令子さんの『子どもの本屋をやりながら』は共感することが多く励まされた!学校現場でのおはなし会活動をやめるきっかけになった違和感についてもとても共感。学校は教育という立場上か、読み聞かせを聞く子どもたちに対して先生の注意が入ってしまったりすることが、本を楽しむ妨げになっている気がして…素直な反応を知りたい私からすればリラックスして聞いて欲しく、それは本意でなかったり。子どもは大人の本音を見抜く…にも激しく同意。だからこそ本を手渡す者の情熱はきっと伝わると信じております!2023/03/27
おおにし
16
ここに登場するブックトークは司書さんたちがやっているブックトークと同じものなのだろうか。小道具を用意してシナリオを作り、セリフを暗記して実施するブックトークは私にはハードルが高いが、本書のブックトークはテーマを決めて、複数の本を順に紹介するというものであり、これなら私にもできそうな気がする。2023/04/19
そらこ
5
長野でちいさいおうち書店を営む越高令子さんを中心に子どもの読書を推進する活動について、実践を踏まえて書かれている。読み聞かせ、ストーリーテリングの活動をしている私は、この本からたくさんの励ましを受けとった。とくに昔話を語ることが、子どもたちの読書にどうつながっていくかが、しっかり書かれていたところが嬉しかった。私が子どもに絵本を読み始めるきっかけとなった『クシュラの奇跡』についても書かれていて、また読もうと思う。2023/03/07
You
2
自ずと自分の読書活動の原点の在り処に思いを至らせることになった。いろいろ言われるけど、時代は変わるしそこについていかなければ図書館は滅びる一方だけど、新しいものを常に求めていかなければならない時代だけど、それでもやっぱり、私の読書の原点として浮かぶビジョンは小学校の図書館なんだよな。あの頃の読書と図書館なんだよな。私が好きなのは。本との付き合いの原点は祖父母や親たちによって本の集まった家の環境だった。読むことがなくてもそこにあることで抱擁してくれるのが家の本たちだった。原体験と記憶とは少し違うのだろうな。2023/05/19