目次
1 食のいま―食料が余っているのに飢えている(多様化する現代の食;このままでいいの?新しい課題;世界の貧困・飢餓と、食料不足の原因)
2 注目される家族農業―考え方の大転換(国連「家族農業の10年」とSDGs;これまでの農業1 農業の近代化;これまでの農業2 新自由主義の広がり;歴史を動かした人びとの運動)
3 家族農業の可能性―小さいからこそ秘める力(家族農業ってなに?;家族農業はどのくらい重要?;世界各地の家族農業)
著者等紹介
関根佳恵[セキネカエ]
愛知学院大学経済学部准教授。1980年横浜市生まれ、高知県育ち。2013年に国連世界食料保障委員会専門家ハイレベルパネルの報告書執筆(邦訳『家族農業が世界の未来を拓く』農文協、2014年)。家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
45
SDGsのもっとも大きな目標である貧困や格差をなくす上で家族農業にはどういう役割があるか、資料を基に分かり易くかかれている。小規模な家族農業こそが環境をまもりながら、暮らしを豊かに出来る。就農しようとする人は少ないかもしれないが、自分の周囲でも家庭菜園などをする人は増えているように感じる。家族農業が増える事で、環境や経済への影響がある事を改めて感じた。#NetGalleyJP2022/03/29
spatz
7
国連SDGsの目標の一つ一つに家庭農業が具体的にどう関わってくるか。例えば、誰も排除しないシステムの中では女性が大きな役割を果たす、等。ハンバーガーや牛丼や安い、というのは喜んで良いことなの?と耳の痛い問いかけ。コモンの概念。マルクスもちょっと出てくる。地球は誰のものでもないと言った人だよ、と。アグロエコロジー、国連やEUの取り組み。家庭菜園や学校菜園で食に関わろうとしている人は増えていると思う。しかし、身近に第一次産業としての農業があるという地域は都市圏ではあまりないだろう2021/12/09
はなびや
3
『家族農業が世界を変える 1貧困・飢餓をなくす』(かもがわ出版)食料不足・子ども食堂など、現在世界や日本で問題にまっていることが取り上げられています。調べ学習用の本ですが、現在の農業を考えるきっかけになる本です。2021/11/16
ブロッコリー
0
図書館。エスディージーズ1。 行動するには、まずよく知ること!2022/02/26