内容説明
『枕草子』『源氏物語』に登場するスイーツを作ってみよう!国語と社会、家庭科が横断的に学べる1冊。
目次
枕草子(けずり氷;ほうとう;べいだん)
源氏物語(つばきもち;ふずく)
今昔物語集(むぎなわ;いもがゆ)
いろいろな古典(母子もち(くさもち)
まがり
からくだもの)
著者等紹介
前川佳代[マエカワカヨ]
奈良女子大学大和・紀伊半島学研究所古代学・聖地学研究センター協力研究員。奈良女子大学人間文化研究科博士後期課程修了、博士(文学)。専門は、日本考古学、日本中世史、日本食文化史。2011年に古代甘味料甘葛煎を再現して以降、古代菓子再現に取り組み、各地でワークショップを行い、歴史を食卓へ「歴食」を勧めている
宍戸香美[シシドヨシミ]
奈良女子大学大和・紀伊半島学研究所古代学・聖地学研究センター協力研究員。奈良女子大学人間文化研究科博士後期課程修了、博士(文学)。専門は日本古代史。古代の都に住むひとびとの実像について研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
79
読み友さんからのご紹介本です📚平安時代、意外にも揚げ物が多い!でも現代にあふれたもうスイーツに比べるととってもヘルシーな感じでいくらでも食べられる!!!紫式部も食べていた!あの人もこの人も!と思いを馳せながら読める良本です👍👍👍2022/10/06
真理そら
75
「ふずく」「まがり」「むぎなわ」「からくだもの」等平安時代の貴族が食べていたお菓子を現代の材料で再現した絵本。平安時代の作品や平安舞台の作品を読むのに参考になりそう。あまづらはメープルシロップ的に風味もあるのかなと思ってみたり…。枕草子等の古典と連動させた企画で子供に古典への親しみを感じさせる工夫がある。2022/01/28
榊原 香織
70
平安時代の甘み、あまずらせん、は、木蔦の蔓の汁を煮詰めるんですね、大変そう。 芋粥、はそれで山芋などを煮たデザートとのこと。 とろろ汁のようなものだと思っていた。2021/10/30
しゅてふぁん
57
平安時代のスイーツと聞いてまず頭に浮かぶのは小麦粉をこねて成型し油で揚げた「糫餅(まがり)」や麦、大豆等を粉にしてこね、ゆでて甘葛をかけて竹に詰め、押し出して切った「粉熟(ふずく)」。でも粉熟は名前だけ知ってた程度なので、こんな双六のコマみたいな見た目だったとは知らなかった。『枕草子』や『源氏物語』等文学作品の一説に登場するお菓子をレシピと共に紹介した一冊。子ども向けなのでとても分かりやすかった。個人的にはもう少し詳しく知りたかったけど、それはまた別の本で探してみよう。2021/11/28
たまきら
43
読み友さんの感想を読み、早速取り寄せてみました。面白~い!枕草子に登場する削り氷&甘葛。甘葛のシロップの作り方が実際に載っている本は初めて!しかもフルカラー♪娘のお友達ときゃあきゃあ言いながら読みました。母子草のおもち、いもがゆなど、楽しいレシピ満載です。これ、他の時代もあるのかな!?2022/10/05