女性受刑者とわが子をつなぐ絵本の読みあい

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784780311624
  • NDC分類 326.53
  • Cコード C0036

内容説明

「もう、こんな悲しみに立ち止まっているわけにはいかない。」日本初の官民協働刑務所で、矯正プログラム絵本の読みあいが育む自分を愛するちから。「読みあい」実践の集大成。絵本のちから、読みあいの可能性を信じ続けて。

目次

1 読みあいを矯正の場に生かす―絆プログラムの概要(絵本の効用なんて、文学にそぐわない?;はじまりは、読書療法との出会い ほか)
2 一人でも独りじゃない―絆プログラム12年間の記録(繊細な時間・繊細なしぐさ;わが子との絆を取りもどす再出発への願い ほか)
3 家族・社会につなぐ海外の試み―感情が響きあう場づくり(ストーリーブック・ダッズとは?;居心地のいい場所、収録現場の見学 ほか)
4 受刑者処遇の未来へ向けて―絆プログラムの意義と今後の課題(刑務所とはなにか?;PFI刑務所の出現とその運用 ほか)
5 2020年の読みあいから見えてきたもの―哀しみを得て生きすすむ(ここからいっしょに回復の道を 2020.9.14.;気持ちをゼロ地点にもどして 2020.9.28. ほか)

著者等紹介

村中李衣[ムラナカリエ]
児童文学作家、ノートルダム清心女子大学児童学科教授。0歳から100歳まで、いろいろな場所でさまざまな人との絵本の読みあいを行いながら、児童文学や絵本の創作を続ける

中島学[ナカジママナブ]
美祢社会復帰促進センター元センター長。福岡少年院長などを経て、法務省札幌矯正管区長。矯正施設から家族等への帰住が困難な方々への社会的な支援体制の構築等にも関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

59
【絵本で人が変わるのではなく、本の中に潜む物語が、自身の内側に潜む物語と出会ったときに生まれるうごめきを受けとめるのは、やはり人。絵本の力だけではできない】 日本で初めてのPFI手法を活用した官民協働の刑務所である美祢社会復帰促進センター。そこで取り組まれてきた、自らの子どもに絵本を読み、録音して送る、その読み方を受刑者同士が励まし合いながら、ディスカッションしていくという「絵本の読みあい」の絆プログラムの12年間にわたる実践の記録。紹介絵本の中に、佐々木マキさんの『ぶたのたね』があった。なんか嬉しい。⇒2022/07/24

ヒラP@ehon.gohon

32
絵本にはどのような効能があるのか、考えることの多い自分に、参考になる本でした。 女性受刑者が、罪と向き合い、会うことのかなわない自分の子どものことを思い、1つのメッセージとして、絵本を声に出して読んで、その声を伝えるという取組みで、母親たちは様々なものと向かい合います。 絵本に描かれている内容を、自分自身中で音声変換しようとしたときに、単に字面を声に変えるのではなく、心で声に変えていく作業なのだと実感していくのですね。 彼女たちの心が響いてきました。2022/10/01

おはなし会 芽ぶっく 

22
「絆プログラム」の紹介、と言ってしまえばそれまでかもしれないが、ここに行きつくまでの思いや準備諸々を考えると、安易に真似できないもの。その時の自分の心理状態で、絵本の受けとめ方が違うときがある。自分に素直になったり、感情を表したり、それが苦手な人や知らなかった人にも投げかける力を絵本は持っている。相手に愛情を表現することができるには、自分が愛情を知る必要がある。村中さんがセミナー終了後の受刑者への手紙に泣けました。2022/06/04

joyjoy

15
「読みあいは、声をとおしてこの世界の愛し方を他者にも自分にも伝える活動です」。読み聞かせではなく「読みあい」。女性受刑者たちが我が子へ録音した声を届けることが最終目標ではあるが、全6回のカリキュラムをとおして、仲間同士の、指導者(村中先生)との絆も育まれていくところが、このプログラムの大きな魅力だと感じた。「必要とされている自分の内側(感覚の受信器)を磨いていくことで、自分の存在の意味を強めていく」。交わりが成長につながることを、この本からも学ぶ。巻末に「読みあえる絵本リスト90」。 2022/08/14

はるごん

14
この前テレビで特集を観たのでこちらも読んでみました。女性受刑者が絵本を朗読してCDを離れて暮らす我が子に送る。グループで何度も読み合う。絵本の力を知りました。巻末の絵本リストも良かった。2023/08/02

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