内容説明
小学生低学年からの主権者教育にピッタリ!投票先で物語が分岐するしかけ付き!みんなでディベートするアクティブ・ラーニングの教材にも最適。
著者等紹介
蒔田純[マキタジュン]
1977年、石川県生まれ。弘前大学教育学部専任講師。政策研究大学院大学博士課程政策プロフェッショナル・プログラム修了。博士(政策研究)。衆議院議員政策担当秘書。総務大臣秘書官、新経済連盟スタッフ等を経て、2018年4月より現職
おかやまたかとし[オカヤマタカトシ]
1987年生まれ。大阪府出身。京都精華大学マンガ学部卒業後、フリーのイラストレーターとして活動開始。2013年株式会社データクリエイションを設立。書籍・雑誌の挿絵、または似顔絵の制作を中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
78
絵本。2つのストーリー(結末)が読める。ポリポリ村は観光地として人気の村だ。しかし冬になると凍った湖にドラゴンが来るので観光客がいなくなる。クマのベアさんは「ドラゴンを追い出してスキー場を作る」と言い、シカのディアさんは「ドラゴンはウロコを落とすので追い出さずにウロコを集めて特産品をつくる」と言う。村人は選挙を行い、どちらかを選ぶ。読者はどちらに投票するか考えて、それぞれの結末を読み進める。投票しなかったアブドンはどうなる?▽イラストがとてもいい。▽巻末に「大人の皆様へ」メッセージあり、授業で使って欲しい2021/06/23
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
54
ポリポリ村の選挙でどちらに投票したかによって、2つの展開で見ることが出来るしかけもある。選挙に関心をもたず、選挙にも行かない、放棄する事の欠点についてもかかれており、選挙について学べる1冊。子供たちには是非とも読んでもらいたいし、授業で取り上げてもよさそう。2021/09/18
たまきら
40
あっ、これは面白い!もちろん、選挙を体験できるという教育的な意味合いでも面白いけれど、自分の投票次第で読むページが変わるというアイデアが面白い。これ、クラスで読み聞かせながらどちらかをチョイスしたらとても面白そう。…読み聞かせ、やらせてもらえたらいいんだけどなあ…。2023/11/27
りんご
38
7月10日は参院選ですね。選挙ってなあに?をキッズに知ってもらいましょう。村に来るドラゴンを追い払う?守る?メリットデメリットを考えてみようね。仕掛け絵本になってて、ルートが分岐します。キッズ向けなのでどちらを選んでも村はハッピーになるよ、ご安心を。選挙は権利。あなたが未来を選ぶんだよ。2022/06/23
ケ・セラ・セラ
31
毎冬湖にやってくるドラゴンをめぐり意見が分かれたポリポリ村で、選挙が行われることになりました。どちらに投票したか当選したかにより、2つのストーリーが読める画期的な絵本。読者である子どもたちも考え参加する形になります。オオカミのアブドンのように自分には関係ないと投票せず、あとで文句を言っても遅い。社会を担っていくためのはじめの一歩。後日「山を守っていきたい」というアブドンの決意もまたひとつの主張。いいですね。2021/09/02