内容説明
ヒットを打って処分!?教科化で議論を呼んだ道徳の定番教材。原作はどのように書き改められたのか。変貌を繰り返す物語、その歴史と深層に迫る。
目次
第1章 星野君はどんな少年だったのか(吉田甲子太郎の少年小説集;銃後の「おさえつけられても、伸びあがってゆこうとする、少年」 ほか)
第2章 文学と教育があわさるとき(文学と教育があわさるとき―「星野君の二塁打」をめぐって;うつむいたままの星野君―道徳副読本と道徳教科書 ほか)
第3章 道徳の再構築に向けて(若者は犠牲を求められる;「地図は現地ではない」 ほか)
第4章 開かれた物語としての「星野君の二塁打」(「星野君の二塁打」の論じられ方;坂上康博『にっぽん野球の系譜学』を読む ほか)
資料 「星野君の二塁打」(初出版)全文
著者等紹介
功刀俊雄[クヌギトシオ]
奈良女子大学研究院人文科学系教授。専門は身体文化史
〓澤有吾[ヤナギサワユウゴ]
奈良女子大学研究院人文科学系教授。専門は哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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