内容説明
憲法は誰が守るルール?時事問題から、憲法の全体像を立体的に浮かび上がらせる。
目次
1 立憲主義は大丈夫?
2 民主主義は大丈夫?
3 権力分立は大丈夫?
4 法の支配と人の支配 平和主義編
5 法の支配と人の支配 基本的人権編
6 改憲の作法
7 立憲主義を守るために―国民の不断の努力
著者等紹介
楾大樹[ハンドウタイキ]
弁護士。ひろしま市民法律事務所所長。1975年広島県海田町生まれ。修道高校、中央大学法学部法律学科卒業。2004年弁護士登録(広島弁護士会)。2013~2018年中小企業診断士登録。中小企業の顧問のほか、交通事故、離婚、相続、債務整理など多数の案件を手がける。2014年より広島弁護士会平和・憲法問題対策委員会、2016年より日弁連憲法問題対策本部委員。広島弁護士会将棋部部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hase45
3
★★★☆☆ 事例の解説は面白かったが、立ち位置はやや偏りがあるかな。2020/12/06
ミミミ
2
読みやすかった2024/07/11
Yuko
1
事例が豊富で、問題は何なのかの説明がとても分かりやすい 憲法について学び考えることのできる良書。 改憲を考えるにあたって、どの条文に不都合があり、それをどのように変えるのか、具体的な議論があってこそ。第9条だけを取り上げて、護憲派vs改憲派と2択にすることに無理があり、改憲派の中にも様々な改憲論があるはずで、改憲か護憲かという2分類は無意味ということがよく分かった。 老若男女、そして学校の先生にも読んでもらいたいなぁ~ ちいさい頃から憲法についてしっかり学ぶ機会がないということは、ほんとに問題。 2024/06/05
SATOMAN
1
弁護士の楾大樹さんによる、憲法の解説書。国家権力と憲法をライオンと檻に例えて解説されている。条文に込められた理念の解説とともに、自民党改憲案や時事問題を並べることによって、立憲主義の大切さが解説されている。憲法で一番大切な部分である基本的人権と、権力を法で縛る立憲主義について。人権は天から与えられるものであって、国から与えられるものではないこと。国民は個人として尊重されるのであって、個人の人権が国家に優先すること。濫用されがちな権力は、憲法による縛りを受けること。その憲法を作る力があるのは国民であること。2022/05/06
ひろむりん
1
権力者が憲法によって縛られているのを、檻に入ったライオンとして例える、立憲主義に基づく法の支配についての解説本です。 前書「檻の中のライオン」に続いて、最近の時事問題を、憲法に照らしてどう見るべきかをわかりやすく解説しています。 2021/04/04