目次
1 抑止に替わる戦略はあるか(抑止とは何なのか;抑止の論理を実例で検証する;抑止が成立する条件)
2 抑止、拡大抑止とその将来(抑止の定義;拡大抑止とは何か;日本の取るべき戦略;AIと抑止)
3 思想的背景から見た抑止の現在と未来(抑止の歴史とその思想;抑止の思想的背景;抑止を超える思想はどこにあるか)
4 抑止と無縁な非対称戦の現状と課題(先制攻撃を任務としたPKOの現状;PKO改革で不可欠となった軍事法廷;日本でも国内法が必要だ)
提言 抑止に替わる安全保障に向けて
著者等紹介
伊勢〓賢治[イセザキケンジ]
東京外国語大学大学院総合国際学研究科教授(平和構築論)。早稲田大学理工学部卒、同大学院修士。国連職員や日本政府代表として、シエラレオネPKOなどで武装解除を指揮
加藤朗[カトウアキラ]
桜美林大学教授(紛争論・国際政治論)。早稲田大学政治経済学部卒、同大学院修士。防衛研修所(当時)に入所し、その間、ハーバード大学国際問題研究所などで客員研究員を歴任
内藤酬[ナイトウシュウ]
河合塾小論文講師(自然科学系小論文担当)。京都大学理学部卒、同大学院博士課程修了、理学博士。元防衛研究所助手。戦争と平和、科学と文明、思想と哲学に関心を寄せる
柳澤協二[ヤナギサワキョウジ]
国際地政学研究所理事長。東京大学法学部卒。防衛庁(当時)に入庁し、運用局長、防衛研究所長などを経て、2004年から09年まで内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。