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内容説明
何のために書くのか。ジャーナリスト歴45年、世界82か国を取材し平和と社会正義を求めた体験的ジャーナリスト論。
目次
序章 ジャーナリスト45年、82か国を取材
第1章 初めての特派員―中南米
第2章 激動の世界へ―アジア、ヨーロッパ
第3章 再び特派員そして左遷―スペイン、NGO
第4章 テロから平和の構築へ―アメリカ
第5章 新聞からの卒業―日本
終章 行動するジャーナリスト
著者等紹介
伊藤千尋[イトウチヒロ]
1949年生まれ、東大法学部卒。朝日新聞に入社し、サンパウロ支局長、バルセロナ支局長、ロサンゼルス支局長などを歴任。退職後のフリージャーナリスト時代を含め、82か国を現地取材した。NGO「コスタリカ平和の会」共同代表、「九条の会」世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
26
ジャーナリストとは?という根源的な問いに対する著者の生き様を綴った1冊。肩書だけジャーナリストという人が、やたらと多いのが今の時代。他にもコンサルタントとか、評論家とか専門家とか、危うい・怪しい人が多い。snsなどICTがそれなりに広まっていり今だからこそ、本物を見出す感性が必要になる。関心を持つこと、適度な楽観論、自分で動く意思。現場を見る、そして、自分の価値観で判断し表現する。ここに立脚している間は、まだまだ希望があると思う。2020/05/31
ゆうろう
2
かって『朝日新聞』に憧れの2人の「伊藤」特派員がいた。伊藤正孝と伊藤千尋両氏。中学〜高校時代に正孝氏の記事や著書を読み、自分も特派員になりたいと思い、後年千尋氏の著作を読み、とても自分にはできない仕事だと感じ入った。以来「バグダッドの住人」として還暦に近づきつつある。著者のその超人的な行動力は本書でもP29〜30他で確認できるが、「左遷」されてもそれをバネに更にジャーナリストとして磨きをかけていく姿勢は大したものだ。P108やP144で具体的に記された図太さに、氏のジャーナリストとしての器の大きさを実感。2024/09/22
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