内容説明
通級指導教室発足から四半世紀が過ぎ今、通級指導教室のあるべき姿を考える。大阪府堺市で通級指導教室を20年担当した著者がノウハウを紹介します。
目次
1 アセスメントからはじまる具体的支援(通級指導教室への誤解;アセスメントの重要性;子どもがよろこぶ通級指導教室;通級指導教室の指導の実際)
2 手をつなぐ通級指導教室と通常の学級(通級指導教室と通常の学級との連携;学校全体での理解;アセスメントができる通級指導教室)
著者等紹介
山田充[ヤマダミツル]
特別支援教育士スーパーバイザー。自閉症スペクトラム支援士アドバンス。所属学会・研究会:日本LD学会、自閉症スペクトラム学会、日本ワーキングメモリ学会、日本K‐ABCアセスメント学会理事、日本発達性ディスレクシア研究会、堺LD研究会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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むつの花
4
通級の役割は、子どもが通常の学級で学び・生活できるように手助けすること。そのためには、子どもが集団の中で上手くいかない原因を探る必要がある。アセスメントなしで教員が試行錯誤しながら授業を行うことは、子どもに失敗経験を積ませることになる。毎回の通級で子どもに達成感を持たせることが、子どものモチベーションの維持につながる。アセスメントに基づく通級でのトレーニングの結果を通常学級の教員と共有し通常学級のUDによる支援を提案していくことが重要。アセスメントの方法やアセスメントの活かし方を詳しく知りたい。2020/04/13
Horizon09133
1
個別の指導計画 この子どもにはこのような関わりが必要と表すのが大切。そのために、アセスメントを行い、どんな特性があるのかをしっかり明らかにしていく。2020/10/13
桜井和寿
1
山田充先生の、通級についての考えが書かれてあります。特別支援教育を考える上で、大切な視点が得られました。(科学的に考える、連携など)2019/11/30