内容説明
被爆者が置かれた状況から、既存の制度と法律だけでは救うことができず、原爆症認定の裁判と関わり、社会の変革をもめざしてきた広島のワーカーたち。その何十年もの実践の中には、ソーシャルワークの本質に迫る貴重な経験が詰め込まれている。
目次
第1章 原爆被害者相談員の会の原点と未来(不条理の是正に挑む道のり;原爆被害者相談員の会はなぜ生まれたのか ほか)
第2章 被爆者の苦しみに寄り添って(ひたすらに生きる―援護のない被爆後を生きぬく;原爆小頭症患者とその家族史 ほか)
第3章 被爆者とともに行うソーシャルアクション(被爆者相談活動;被爆者証言活動を支えるソーシャルワーカー ほか)
終章(「相談員の会」のこれから;被爆者支援ソーシャルワークは私たちの実践モデル)