内容説明
天安門事件の総括も不十分なまま世界中で存在感を増大させる中国。この国との関係の在り方を模索するには、政治、経済、社会、文化、そして人々の暮らしそのものを深く知ることから始めるしかないだろう。中国研究者が難題に挑む。
目次
第1章 30年を迎えた天安門事件をどう見るか
第2章 中国紀行
第3章 中国研究者の漢字論、日本語論
第4章 中国このごろ25話
第5章 中国の経済社会をどう見るか
第6章 中国からの生還
第7章 「大逆事件」探求は奥が深い―フィールドワークから歴史との対話へ
著者等紹介
筧文生[カケヒフミオ]
1934年生。京都大学文学研究科博士課程修了。京大人文科学研究所助手を経て、立命館大学文学部教授。現在、同大学名誉教授
井手啓二[イデケイジ]
1943年生。京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。立命館大学・長崎大学教授を経て、両大学の名誉教授
山本恒人[ヤマモトツネト]
1943年北京生。1946年引揚げ帰国。神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学、神戸大学博士(経済学)。大阪経済大学経済学部教授を経て、同大学名誉教授
名和又介[ナワマタスケ]
1947年生。大阪外国語大学修士課程修了。同志社大学教授を経て、同大学名誉教授
石井義三[イシイヨシゾウ]
1930年生。1944年から1952年の間、中国旧満州にて専門家として機械工作関係に従事。引揚げ、帰国後、京都工芸繊維大学にて単位取得認定。元京都市立洛陽工業高等学校機械科教諭
吉村澄代[ヨシムラスミヨ]
1967年、大阪外国語大学中国語学科卒業。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程研究指導認定退学。元京都府立高等学校教諭、中国国際放送局日本語部専門家、人民日報ウェブ版「人民網」日語部翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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