内容説明
全国初、県の独自調査で子どもの貧困率29.9%の衝撃。官民タッグで未来への子どもの貧困対策、沖縄モデルをつくる。全国で子どもの貧困対策に取り組む市民・行政関係者、子どもに関わる人必携!
目次
0章 語り始めた若者たち
1章 「沖縄県子どもの貧困実態調査」と動き始めた施策
2章 学校と貧困・排除
3章 育ちと暮らしの現場から
4章 地域・市民―居場所づくりとネットワーク
5章 歴史を背負う沖縄の社会構造
6章 子どもの貧困対策「沖縄モデル」とこれから
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
36
全国で一番子どもの貧困率が高い沖縄。その現状を統計的にも当事者たちの声からも迫っています。また、自治体を始めとした公的な取り組みと民間の取り組みが紹介されており、僕は子どもの貧困に公的・民間がスクラムを組んで取り組んでいくことが大切だと思いました。また、沖縄戦とその後の米軍の占領や米軍基地があるから沖縄の貧困はより深刻であるということも学べたように思います。平和と貧困解決はつながっているのだと思います。とても勉強になりました。2017/12/15
paca
1
物価が東京とほぼ変わらないのに最低賃金や年収の低さに驚いた。戦後沖縄だけが福祉法を制定されなかったために苦労した事や占領下に置かれた大きな歴史的背景があったとしても、未来を生きる子ども達には関係無い。過去よりも未来へ。事実を知ってよかった。2017/12/21
Akio Kudo
0
★★★★ 少し読みづらい部分はあるが、沖縄の児童や若者の貧困の実態を知るには適切な資料。余りにも酷い環境には言葉がない。一体政治家は何をしているのかと憤る。2018/06/30