内容説明
安保関連法に反対する「ママの会」コールから生まれた、わが子に語る絵本。
著者等紹介
西郷南海子[サイゴウミナコ]
1987年生まれ、神奈川県鎌倉市育ち。京都大学教育学研究科博士後期課程在学
浜田桂子[ハマダケイコ]
1947年埼玉県生まれ。絵本作家・画家。日本児童出版美術家連盟、日本文藝家協会、日本ペンクラブ会員。田中一光デザイン室勤務後、1984年『あやちゃんのうまれたひ』(福音館書店)でデビュー。絵本作品多数。日本・中国・韓国の12名の絵本作家と連帯し平和絵本シリーズを企画。国内、海外の子どもたちと、絵本を通しての交流も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
82
たしかツイッターで紹介されていた本。図書館本 初っ端から「せんそうさせない」のリフレイン。このリフレインが大人も子どもも守るそうです。武器じゃなくて文房具や食料や花を降らせばいいのに…。テレビで連日報道されているウクライナ侵略を見てそう思います。 後、戦争は日常生活にもしみこんでいますね。ツイッターで紹介されていた(たしかシリア人)の話では「日本人怖い。だって(いじめとかで)日本人同士殺し合い(自殺のことだね)しているもの」。日常生活でも花を飾ろう!2023/02/10
zero1
60
平和を作るのは、大人の責務。本書は17年に出た。【安保関連法に反対するママの会】は久しぶりに聞いた。今夜、戦争にならないと誰も断言できない。自然災害は防げないが戦争は防げる余地がある。だからこそ【声をあげ続けること】が大切。右側からは【北からミサイルが来るのに!】とか【一国平和主義でいいのか】との批判はあるはず(後述)。【命を、戦争は補充可能な部品のように扱います】は妥当な指摘。戦争の理由、道具を作ってるのは誰?薄いが考えさせられる絵本。図書館で見かけたら読んでほしい。さらに学んだ後、議論すべき内容。2024/03/13
どあら
41
図書館で借りて読了。自分の子が人殺しになって欲しくない…。勿論逆も嫌です❢2021/03/09
たまきら
36
とても暖かい絵と、ことばです。とても当たり前の事なんです。けれども様々なことが、いいわけが、この当たり前のことを難しくしていきます。夢かもしれないけれど、だれのこどもも国の都合でころさないでほしい。ころさせないでほしい。すべての母親が本当はそう願っているはずだから。2020/10/30
くぅ
34
75年目の広島原爆の日に。戦争って究極はここだなぁと思う。自分の産んだ子供を殺されたい親はいないし、自分の子供が誰かや誰かの子供を殺ろすのも同じ。戦地で殺し殺されるのはいつだって誰かの子供。必ず悲しむ人がいる。自分か他人かの違いだけ。だからやめる、だからしない、だれのこどももころさせない。親になってみると本当にこれに尽きる。2020/08/06