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内容説明
テレビは権力の監視役を果たしているのか!?師・筑紫哲也氏の“遺言”から今日の政権によるメディア介入までメディア危機の日本的諸相を検証する。
目次
追悼ジャーナリスト筑紫哲也 死んだ男の残したものは
ペンタゴン文書事件からペンタゴン・ビデオ事件へ
映画「ザ・コーヴ」は文化衝突の問題なのか?
ウィキリークス報道で露呈した各メディアの「立ち位置」
原発とテレビの危険な関係を直視しなければならない
後味の悪さが残る島田紳助さん引退報道
金正日氏死去報道にみるテレビ報道の限界と教訓
北朝鮮ミサイル発射に「緊迫」過熱報道のテレビが伝えないもの
日本のテレビ局はなぜ反原発の動きを報じ損ねたのか?
過熱した米大統領選中継「外部の目」で日本独自の報道を〔ほか〕
著者等紹介
金平茂紀[カネヒラシゲノリ]
ジャーナリスト。テレビ報道記者、キャスター、早稲田大学大学院客員教授。1953年生まれ。東京大学文学部社会学科卒業後、1977年TBS入社。以降、同社で、報道局社会部、「ニュースコープ」副編集長、モスクワ支局長、ワシントン支局長、「筑紫哲也NEWS23」編集長、報道局長などを歴任。2010年9月より「報道特集」キャスター。2004年度「ボーン・上田記念国際記者賞」受賞。その他番組を通じて、ギャラクシー賞、JCJ賞など受賞。2016年3月執行役員退任にともない退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sasha
4
テレビのニュース番組はどんどんバラエティ化している。知りたいニュースがそこにないことが多い。それは政権に楯突くことを恐れた上層部の意思か、現場の情熱のなさなのか。情報を発信する側だけではく、受け取る側にも問題はないだろうかと思う。テレビ報道の内側にいる著者の論考だけに考えさせられる部分が大きかった。しかし、テレビ・新聞問わず日本の記者の質は劣化しているのかな。官房長官の記者会見で芸能人の引退だとか人気グループの解散についてだとか質問するより、聞くべきことは他にあるんじゃないの?2017/09/24
takuji
0
うん、金平茂紀は信頼できるジャーナリスト。 だが、この本は金平さんのグチグチとした愚痴しか書かれていない。 だから、これからどうするべきか、というのは書かれていない。 ちょっと残念。 松明は受け継がれなければならないよ。2017/05/09
こ~じぃ。。
0
全然抗えてないけど(*_*;・・・2016/11/25
虹倉きり
0
TBSの報道姿勢は若干左寄りで有名。そういった意味では金平氏の考え方はリベラルに近いと思う。この人は基本自民党に辛口意見を述べているが、その一方で野党に関することは一切触れていない。特に異論を唱えたいのは「モドキが増えた」という点である。テレビ・ジャーナリズムがオワコン化している中、金平氏のように抗う姿勢を持つようになった国民は少しではあるが増えている。「モドキ」たちもまた、熱いジャーナリズムを持っていることをぜひ知ってもらいたい。その本質は金平氏とほぼ同じだと、一モドキの意見として言わせてもらう。2023/08/12
Katsuaki Mori
0
20191010-201910292019/10/29
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