内容説明
もう許せない。もう我慢できない。伝えなきゃ。守らなきゃ。家族を抱え、子を抱えて髪を振り乱して走ってきた日々が、この対談にはぎっしり詰まっている。繰り返される女性の基地被害、基地問題への偏見と無関心、意外と明るいたたかいの現場…二人の女性ジャーナリストが沖縄と本土の複眼で迫る痛快対談。
目次
序章 私にとっての沖縄
第1章 基地被害「怒りは限界を超えた」
第2章 普天間・辺野古の20年と「オール沖縄」
第3章 宮古・石垣島への自衛隊配備と米軍戦略
第4章 沖縄基地神話と沖縄・在京メディア
対談を終えて
著者等紹介
三上智恵[ミカミチエ]
ジャーナリスト、映画監督。東京生まれ。成城大学卒業後の1987年、毎日放送にアナウンサーとして入社。96年、琉球朝日放送(QAB)の開局と共に沖縄に移り住む。ワイドニュース「ステーションQ」のメーンキャスターを務めながら、沖縄戦や基地問題を中心に多数の番組を制作。2015年女性放送者懇談会放送ウーマン賞を受賞。初監督映画『標的の村』は、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、キネマ旬報文化映画部門1位、山形国際ドキュメンタリー映画祭監督協会賞・市民賞ダブル受賞など18の賞を獲得
島洋子[シマヨウコ]
ジャーナリスト、琉球新報政治部長。沖縄県生まれ。琉球大学卒業後の1991年、琉球新報社に入社。政経部、社会部、中部支社宜野湾市担当、経済部、政治部を経た後、東京支社報道部長として、在京メディアの中で沖縄メディアの存在をアピールした。2016年4月より現職。米軍基地が沖縄経済の発展を阻害している側面を徹底取材し、基地経済がもたらした沖縄県のひずみを明らかにした連載「ひずみの構造―基地と沖縄経済」で、2011年「第17回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ナディ
Miki Shimizu
Masataka Sakai