福島が日本を超える日

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784780308273
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0036

目次

第1話 浜矩子(15・3・24)―原発再稼働で日本経済は良くならない(経済と人間との関係とは;経済合理性とは何なのか;経済活動の本来の姿を示す二つの言葉;アホノミクスを超えて)
第2話 白井聡(15・5・19)―福島第一原発事故と「永続敗戦」(福島と沖縄と―『永続敗戦論』を書いた動機;「敗戦の否認」が戦後レジームの本質;戦後日本の「平和国家」像の欺瞞)
第3話 藻谷浩介(15・7・21)―福島から広がる里山資本主義(基本的な考え方はどういうものか;「木」を通じて里山資本主義を考える;循環型の生産と流通の仕組みをつくって)
第4話 大友良英(15・9・30)―もし「あまちゃん」の舞台が福島だったら(なぜ久慈が舞台になったのか;福島に誇りを持つということ;どんな社会であってほしいか)
第5話 内田樹(15・11・17)―3・11は日本に何を問いかけたのか(歴史は加速しながらくり返す;世界のシステムも耐用年数が来ている;立ち止まって考えることの大切さ)

著者等紹介

浜矩子[ハマノリコ]
同志社大学大学院ビジネス研究科教授。専門はマクロ経済分析、国際経済。一橋大学経済学部卒業、二菱総合研究所ロンドン駐在員事務所長などを経て現職

白井聡[シライサトシ]
京都精華大学専任講師。専門は政治学、社会思想。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(社会学)

藻谷浩介[モタニコウスケ]
日本総合研究所調査部主席研究員、地域エコノミスト。東京大学法学部卒業、日本開発銀行(現、政策投資銀行)を経てコロンビア大学経営大学院修了

大友良英[オオトモヨシヒデ]
作曲家、ギタリスト、映画音楽家。明治大学文学部中退。芸術選奨文部科学大臣賞を芸術振興部門で受賞。NHKテレビ「あまちゃん」の「オープニングテーマ」と「潮騒のメモリー」で第55回日本レコード大賞作曲賞を受賞

内田樹[ウチダタツル]
凱風館館長、神戸女学院大学名誉教授。専門はフランス現代思想。東京大学文学部卒業、東京都立大学大学院中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

37
藻谷浩介氏によると、日本が何度でも失敗をくり返すのは、責任をとらない構造があるから。日本人が先に自分で裁かないのが悪い。原発再稼働を歓迎している人たちは、子どもであるがゆえに、何度でも失敗をくり返しかねない(96-97頁)と批判される。 藻谷氏が言っている里山資本主義はいい加減で、3%くらい自給していればいい。里山資本主義はいい加減な「主義」。いい加減ゆえに誰でも参加可能ということが特徴という(128頁)。 2018/04/30

けんとまん1007

32
読み終えて、改めてタイトルの意味を考えた。この本が出版されてからも時間が経っている。中にあるように、ますます短絡的で近視眼的で、思考停止状態が色濃くなっているように思う。浜さん、藻谷さん、内田さんは以前から何冊か本を読んでいるし、藻谷さんの講演は生で聴いたこともあるので、納得感がある。これは、社会全体おいうスケールだけなく、自分の周辺にも言えることが多いとも思った。そんな中で、自分がどう考えるか、どう立ち位置をとるかを、考えずにはいられない。2018/07/22

活字の旅遊人

31
約4年の積読。かもがわ出版は熱いね。5人の演者による「生業訴訟」裁判日の講演記録。令和2年秋に、仙台高裁で原告勝訴でしたね。それぞれの演者の言うことは尤もだと思えた。特に最後の内田樹氏。まず敵味方関係なく祈り、ゆっくり考える。そして『日本辺境論』でも既に言われていたが、境界線問題。境界線がないのはきっと困るのだけど、現状に拘る必要はないはず。新型コロナ対策で県境を跨ぐな、と言われて困惑した境界隣接地域を思う。県境がフレキシブルなら医療資源などの分配もスムーズだったのでは、と思いながら過ごした1年だった。2021/03/21

とよぽん

27
読友さんの感想を読んで、ぜひ読みたいと思った本だ。読んで大正解。5人の講演、どれもが素晴らしい。こんなに日本のこと、福島の人々、沖縄の人々を思って語る熱弁を生で聞きたかった。特に、白井さんの「この闘いには絶対に負けられない」という力強い言葉に感動した。また、内田先生は、いつもと論調が違うというか、明治維新からの歴史を深く掘り下げて、今も日本国中に「うんざり」というダークな心理状態があると。これも衝撃的な内容だった。2018/05/28

coldsurgeon

7
原発事故から5年を経て、現在の日本を見つめなおす。混迷を深めるこの国は、無責任の体系を秘めているため、それを意識した行動を起こさないと、同じことを繰り返し経験することになる。日本人は、災害を忘れたいのだろうか。2016/05/29

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