愛されなかった私たちが愛を知るまで―傷ついた子ども時代を乗り越え生きる若者たち

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  • サイズ A5判/ページ数 165p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784780306606
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0036

目次

第1章 僕にしか僕を守れない―愛されなかった日々を生き抜いて(嘘つき;暗闇に星を探して;はじめてはいた靴下 ほか)
第2章 愛を求めて―迷い、すれ違いながら、絆を探す(ほんとうの僕の孤独;責せられる理由;父とは呼べない人 ほか)
第3章 歩き出した私たち、それぞれの希望―自分なりのしあわせにたどりつく(つながる;愛ってなんだ;僕は生きていく ほか)

著者等紹介

石川結貴[イシカワユウキ]
1990年より家族・子育て・教育をテーマに取材をはじめる。豊富な取材実績に基づき、現代家族のリアルな問題を描いた話題作を発表してきた。近年は、児童虐待や子どものネット問題、学力格差などを取材。出版、テレビ出演、講演などで幅広く問題提起している

高橋亜美[タカハシアミ]
2002年より社会福祉法人子供の家が運営する自立援助ホームあすなろ荘で、援助スタッフとして勤務する。2011年より同法人が運営するアフターケア相談所ゆずりは所長に就任。虐待環境で育った子どもや、施設を退所した若者の支援活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こすもす

6
読んでいる間中苦しかった。子供の頃は親との暮らしが全世界なのに。安らぎの場がなかったら・・・。一人一人の文章は慟哭以外のなにものでもない。でも、親が病み子供が病み解決法はあるのだろうか  2015/09/05

oedococo

4
「子どもは親に愛されるもの」と普通は考えるーところが、そういう経験のない子ども達が沢山いることに、私たちは日常、何と鈍感に生きていることだろう。様々な理由で傷ついた子ども達のキモチ…。書き連ねてある言葉の奥にある血を吐くような体験を想像する。つらい、苦しい、助けて、死にたい…。とても優しい文章で書かれているけれど、心に重たく響きます。相田みつをではないけれど、「おてんとうさまのひかりをいっぱい吸った あったかい座ぶとんのような人」になって、こういう子ども達のつらい事を全部吸い取ってあげたい。2015/09/09

ゆきあ

3
子どもたちが抱えているもの、思いが纏められている。とても読みやすく、あっという間に読み終わった。勿論これで、子どもたちの気持ちが全てわかるわけではないが、一度は読んで頂きたいなぁと思う本。2014/03/01

うめぼし

3
いろいろな環境のもとで育った20歳くらいまでの人達の声が掲載されていた。 自分の知らない世界がたくさんあるのだと、あらためて感じ, そして考えさせられました。 2014/02/26

文句有蔵

2
私は本書に出てくる子供達の祖父母世代である。そんな私が本書を読んで思うのは、心情を吐露している子供達もその親も、あまりにも過保護だということだ。少子化のゆとりだかなんだか知らないが、個人を尊重してきた結果、最も大事なのは「個人」である自分自身であり、子供より自我を優先してきた結果が今日に繋がっているのではないかと思う。今や夫婦共働きは当たり前の時代だが、それこそが親世代が我慢を知らないことの象徴ではなかろうか。「人並みの生活」のレベルが、私の世代とは雲泥である。その親と子。……虐待は時代の副産物だ。2014/07/06

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