内容説明
強制連行・強制労働の歴史を北海道の地で掘り起こす。被害と加害の双方が、死者の声を聴く。そこから和解への歩みが始まる。
目次
第1章 遺骨は語る
第2章 民衆史への歩み
第3章 遺族を探す
第4章 遺骨を届ける
第5章 北海道に残された遺骨たち
第6章 歴史の忘却を超えて
著者等紹介
殿平善彦[トノヒラヨシヒコ]
1945年、北海道深川市生まれ。龍谷大学大学院文学研究科中退。浄土真宗本願寺派一乗寺住職、空知民衆史講座代表、強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム共同代表、2005年から韓国「日帝強占下強制動員被害真相糾明委員会」海外諮問委員。1976年から北海道におけるタコ部屋労働者、朝鮮人強制労働犠牲者の調査と遺骨発掘に取り組む。1997年朱鞠内で日韓(のち東アジアと改称)共同ワークショップを開催。2003年より本願寺札幌別院の強制労働犠牲者遺骨調査をはじめ、猿払村での遺骨発掘などに取り組む。2008年、韓国の遺族に4体の遺骨を奉還する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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