内容説明
引き返せ、とちいさな声が聞こえる。しかし、もと来た道、引き返すべき道は消えている。別の、新しい道をつけながら、なつかしい未来を目指すしかないのだ。社会問題編エッセイ集。
目次
1 静かに怒りを燃やす東北の鬼
2 トカゲのしっぽ蟻の影
3 保守主義の島・沖縄
4 原爆忌から
5 保守主義的未来志向
6 政権交代―一炊の夢の検証
7 引き返す道はもうないのだから
著者等紹介
池田香代子[イケダカヨコ]
1948年、東京都生まれ。東京都立大学卒業。ドイツ文学者、児童文学者、翻訳家、エッセイスト、平和運動家。世界平和アピール七人委員会メンバー。『世界がもし100人の村だったら』シリーズ(マガジンハウス)がミリオンセラーになり、「100人村基金」を立ち上げてアブカン難民などの支援活動を行っている。アキフ・ピリンチの『猫たちの森』の翻訳により第1回日独翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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