内容説明
こうすれば再生可能エネルギー100%日本は可能だ!豊富な海外視察、国内での実践に基づき図表・写真も多用し、展望を明快に示す。
目次
第1章 世界と日本のエネルギー動向
第2章 再生可能エネルギー普及を左右する政策・制度と普及方法
第3章 デンマークでの市民・地域主導による普及と社会発展
第4章 ドイツでの市民・地域主導による普及と社会発展
第5章 ドイツの電力買取制度と電気料金上昇問題
第6章 日本でも電力買取制度と地域主導で飛躍的普及を!
著者等紹介
和田武[ワダタケシ]
1941年、和歌山市生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了、工学博士。住友化学(株)中央研究所、大阪経済法科大学、愛知大学を経て、立命館大学産業社会学部教授・同特別招聘教授を12年間務める。現在、日本環境学会会長、自然エネルギー市民の会代表、政府の調達価格等算定委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
C-biscuit
9
タイトルの通り市民・地域主導で再生エネルギーを普及していこうとする本である。FITが導入され、日本もいよいよ再生可能エネルギーの普及期に入ってきたところの話である。それから現実は原発再稼働の方向であり、やや冷めてきている印象である。デンマークやドイツの事例をふんだんに紹介し、地域からの取組を進めている。ドイツの電気代上昇の話は社会問題として有名であるが、この本では、再生可能エネルギーのせいではないとの見解である。地域の人に利益を還元するには地域発の取り組みが必要であり、国や世界を変えるのもまた同じである。2015/06/05
Matsui Kazuhiro
1
再生エネルギー先進国(ドイツ,デンマーク)の市民・地域主導の普及の流れを政策面などから解説した本. 発送電分離の必要さは少し痛感した. ただ,陸続きになってるヨーロッパと島国の日本で,不安定な自然エネルギーの大量導入のリスクに対する考察が少なかった気がする. #602013/10/09
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