目次
序章 「もしドラ」を読む
第1章 資本主義と経営学
第2章 ドラッカーの目標管理
第3章 ドラッカーの自己管理
第4章 企業と社会のマネジメント
第5章 マネジメントの一般理論
第6章 フォレットの統合理論
第7章 フォレットの関係的全体性
第8章 関係性のマネジメント
終章 市民マネジメントと社会共生的関係性
著者等紹介
重本直利[シゲモトナオトシ]
1949年、兵庫県尼崎市に生まれる。1973年、北海道大学理学部物理学科卒業。1981年、立命館大学大学院経営学研究科博士課程単位取得。現在、龍谷大学経営学部教授、経営学部長、『市民の科学』誌編集委員長、NPO法人京都社会文化センター理事長。専攻は経営組織論、社会経営学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひかりパパ
1
ドラッカー経営学は、マネジメントを[資本主義下の企業のマネジメント]にとどまらず、資本主義そのもののマネジメントを標榜している。この点でマルクスと重なる。著者は、経済競争的関係から社会共生的関係への展開の可能性をドラッカーの経営学に見いだしている。マネジメントを金儲けの手段を越えて、社会全体の合理性に沿った企業システムに変える必要がある。得るところ大いにあり。オススメの一冊。2013/01/01
ひろみ
0
序章のみで脱落・・・2015/04/30
Hiroyuki Okumura
0
思考停止サラリーマンの脳に何かを注いでくれる。沈滞ムードを自分自身が再生産している事に気がつけるか?2013/08/24
rikoyy
0
ひとつの企業単位で経営を考えると、必ず行き詰まり破綻をきたす。そんなこと子どもが考えてもわかりそうなのに、今の日本企業はどうだろう。一時の金の収支で測ることのできない、社会全体を、未来を見通した経営とはなんだろう。人間が社会的存在であることを思い起こさせる、よい一冊。2013/02/02