内容説明
広島で被爆し、ケロイド手術のために渡米した日本人の被爆女性が、アメリカ人の男性カメラマンと出会い、苦しみと葛藤の永い年月を経て結ばれるまでを、実話をもとに描く。彼女は、十五歳の時、光を閉ざされた。絶望的な人生が始まる。だが、“悪魔の傷痕”とのたたかいを通して、ついに喪った愛を見つけ、生きる力を取り戻してゆく。究極の状況下の純愛物語―福島後のいまだから、あなたに。
著者等紹介
田中舘哲彦[タナカダテテツヒコ]
日本電信電話公社(現NTT大手町)勤務後、ベースボール・マガジン社嘱託などを経て、現在、フリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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