目次
1 日米同盟を相対化する道筋―寺島実郎氏との対話(理念を持った国づくりが必要な時代;冷戦後の変化をふまえた安全保障政策を ほか)
2 仏独と日本の外交はなぜ違うのか―大野博人・古山順一氏との対話(イラク開戦時における決断の違いの背景;自分で判断する国、しない国 ほか)
3 市民運動との対話が生む可能性―池田香代子・志葉玲氏との対話(無駄な戦争をくり返さないために;イラク戦争はどこが間違っていたか ほか)
4 イラク後の安全保障戦略を考える―植木(川勝)千可子氏との対話(戦争を支持した理由、反対した理由;アメリカによる一極覇権の背景 ほか)
著者等紹介
柳澤協二[ヤナギサワキョウジ]
東京大学法学部卒。防衛庁に入庁し、同運用局長、防衛研究所所長などを経て、2004年から2009年まで内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)として、イラクの自衛隊を最初の派遣から最後の撤収まで統括
寺島実郎[テラシマジツロウ]
日本総合研究所会長、多摩大学学長、三井物産戦略研究所会長
大野博人[オオノヒロト]
朝日新聞オピニオン編集長。ジャカルタ支局長などを経てイラク開戦時はパリ支局長。その後、東京本社論説委員、同外報部長、ヨーロッパ総局長、論説副主幹などを歴任
古山順一[フルヤマジュンイチ]
朝日新聞国際本部長。テヘラン支局などを経てイラク開戦時はベルリン支局長。テロ実行犯を追った同紙連載『テロリストの軌跡』(03年度新聞協会賞)
池田香代子[イケダカヨコ]
作家、ドイツ文学翻訳・口承文芸研究。イラク戦争の検証を求めるネットワーク呼びかけ人。『世界がもし100人の村だったら』の再話を手がける
志葉玲[シバレイ]
フリーランスジャーナリスト。イラク戦争の検証を求めるネットワーク呼びかけ人
植木千可子[ウエキチカコ]
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。マサチューセッツ工科大学Ph.D.(政治学)。専門は、国際関係論、安全保障論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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