目次
第1章 被爆国・日本の若いみなさんの未来のために
第2章 核所有国の住民は、核の恐さを知らない
第3章 私が原爆イベントをアメリカでする深い動機
第4章 私たちの町の草の根運動の始まり
第5章 初めての原爆イベントと独立記念日パレード
第6章 会場探し、そしてハロルドの死
第7章 初めての大学でのイベント―コンプトン・カレッジにて
第8章 涙する高校生、大学生も―パリセイズ高校とUCLAにて
第9章 さすが、平和アカデミーの学生たち―カリフォルニア州立ロングビーチ校で
第10章 信念を持った女子学生との出会い―バークレーにて
著者等紹介
米谷ふみ子[コメタニフミコ]
作家・画家。1930年大阪市生まれ、大阪女子大(現、大阪府立大)国文科卒業。油絵を二科展に出品し3年連続入賞、関西女流美術の賞を受賞。1960年に奨学金で渡米し、ロサンゼルスに在住。次男が脳障害で絵が描けなくなり、作家の道に。『遠来の客』で文学界新人賞、『過越の祭』で新潮新人賞・芥川賞、『ファミリー・ビジネス』で女流文学賞を受賞。他に著書多数。アメリカで反戦・反核運動に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ERNESTO
4
米メディアなどを見ていると、民主主義の履行が垣間見えていたのだが、米でも加害については触れたくないのは万国共通か。 米市民が原爆の悲惨さを知らない事は知っていたが、知らす努力にも抵抗され、それでも市民運動として行っている著者らの苦労がよくわかる。 主要メンバーも集まらないし、高齢化しているのは、日米共通。 連邦不法行為請求権法の壁によって、被曝イラク派兵米兵は国家賠償請求をできないし(勿論イラク人の方が酷い)、どのような核の人体実験を米国民に対してもやってきたかを市民は知るまい。 2013/05/24
tototomoton
0
うーん、一番印象に残るのはタイトルからも感じられる押し付けがましさ(笑) でもやっぱり80を過ぎてこのバイタリティはすごいし、やっていること自体はとっても大切なことなので読まなきゃ良かったとまでは思わない。 家の近所のスクールオブレリジョンで原爆展を開くところなんかはとっても興味を持って読んだ。 ただまぁもうちょっとまとめ方があるようにも思う。2012/07/02