内容説明
一二名の刑死者の一人で、天皇暗殺計画にかかわったとされる新村忠雄。新村と交流のあった一農民・阿部米太郎の目を通して描かれる事件後、新村像。阿部の生家に保存されていた二五〇通近い新発掘の書簡が発想させた新境地。書簡には、これまであまり知られることのなかった事件周辺者の内的心情が残されていた。大逆事件の理論的な側面とともに、新しい事件像、新しい人物像を描くことに挑戦した意欲作。
著者等紹介
石山幸弘[イシヤマユキヒロ]
元群馬県立土屋文明記念文学館主席専門員。茨城大学・群馬県立女子大学非常勤講師。第32回日本児童文学学会奨励賞受賞(2008年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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