内容説明
作家・詩人でありながら、若くして一国の宰相として、政治・経済の全責任を負ったゲーテの勤労と労苦に耐え抜いた詩の明るさ。ゲーテが私たちにのこしてくれた明るく生きる希望!
目次
初期の詩―一七六五‐一七六八年
疾風怒涛時代―一七七〇‐一七七五年
ワイマル時代初期―一七七六‐一七八六年
古典期の詩―一七八七‐一八一三年
晩年の詩―一八一四‐一八三二年
『第二次スイス旅行の記録』から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
10
作家・詩人でありながら、若くして一国の宰相として、政治・経済の全責任を負ったゲーテ。彼の勤労と労苦に耐え抜いた詩の明るさは、モーツァルトが歌った五月の青く澄んだ空のようだという。2025/02/21
めい
3
図書館本。普段詩を拝読しないので私にとっては読みとるのが難しいことも多々あったけれど、美しい表現に想像を掻き立てられ、目の前に自然の美しさや愛が風景として広がるかの如くだった。スイス旅行の章はゲーテ自身の飾らない言葉で語られていて彼の人間らしい一面が垣間見えて楽しかった。2022/01/10
Go Extreme
1
初期の詩ー一七六五‐一七六八年: アンネッテに 美しい夜 疾風怒涛時代―一七七〇‐一七七五年: ゼ―ゼンハイムにて 会うよろこびと別れ 五月の歌 野ばら 新しい恋 新しい生 湖上にて 山上から リリー すみれ 天を思う なかまの歌 マホメットの歌 プロメテーウス ワイマル時代初期―一七七六‐一七八六年: 月に 憂鬱 人間の限界 神性 漁夫 魔法 古典期の詩―一七八七‐一八一三年: 凪 見つけた花 鼠取り 神と舞いひめ 晩年の詩―一八一四‐一八三二年: 現象 銀杏 愛をかさね 『第二次スイス旅行の記録』から2022/05/14
DEN2RO
0
1500篇あまりから選ばれた詩58篇と31歳の時にスイス山岳地帯を歩いた危険な旅の手紙の一部が収められています。おおらかで前向きな、卓越した人柄が時と所、そして言葉の違いを超えて垣間見られたような感じがちょっとしました。普通じゃない人の肉声というのでしょうか。2021/12/18
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