内容説明
生物学者で性教育のパイオニア、労農党代議士であった山本宣治の生涯。
目次
山本宣治（やません）を知っていますか
山宣を偲び、今も墓前祭が続く
父亀松と母多年の出会い
花を植えて、世の中を美しくしたい
カナダで民主主義の息吹にふれる
生物学者をめざし大学で学ぶ
民衆のための産児制限運動へ
労働者教育の運動をすすめる
山宣、大学講師の職を追われる
労働者、農民に推され国会議員に
命をかけて治安維持法に反対する
「花やしき」に遺骨が帰る
山宣が私たちに遺したもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
3
死して正義が宣揚されるということは確実にある。一方山宣を暗殺した黒田保久二はわずか６年服役しただけで出獄したものの、終戦後精神病院で生涯を終えたらしい。本人曰く、山宣を刺したのも、後に代議士になった「えらい人から頼まれた」とのこと。卑劣な輩の末路哀れなことはさておき、「えらい人」とは誰だろう。2018/06/24
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