内容説明
二〇〇八(平成二〇)年三月に、「保育所保育指針」と「幼稚園教育要領」が同時に改訂(「指針」は改定)された。実施は二〇〇九年四月からである。本書では、新「指針」が旧「指針」とくらべてどこが変わったのかを解説するとともに、新「指針」のもつ限界や問題点をも指摘している。
目次
1 「保育所保育指針」改定の背景と大綱化(「保育所保育指針」改定の背景;「保育所保育指針」の大綱化とは)
2 旧「指針」と新「指針」、どこが変わったのか(保育所の役割について;保育の計画及び評価について ほか)
3 保育の計画をどう考えたらよいのか(変わらない「保育の方法」;二つのタイプのカリキュラム―環境構成型と設定保育型)
4 これからの保育カリキュラムのあり方と評価(「協同的な学び」はどうなったのか;もう一つのタイプ―プロジェクト型カリキュラムとは何か? ほか)
5 保護者への支援と連携(支援のための条件整備;保護者との連携―トラブル解決のむずかしさ ほか)
著者等紹介
宍戸健夫[シシドタケオ]
1930年、横浜市に生まれる。愛知県立大学名誉教授。佛教大学教授、同朋大学教授を経て、大阪健康福祉短期大学特任教授。教育学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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