内容説明
格差社会、管理社会、差別教育、戦争国家…ジャーナリストとして譲れないことを語った一冊。
目次
プロローグ 譲れないこと(あるノンポリ・ライターの軌跡;格差社会のゆくえ;みんなで一緒に「貧しく」なろう;大前提は戦争のない社会;公正な社会を求めて怒りを示そう)
1 格差・不公正社会編(社会と企業に広がる格差と不平等を語る(山田昌弘)
戦後経済、伝統的欠陥と新しい堕落(佐高信;辻井喬)
「国鉄問題」がもたらしたもの(安田浩一)
財界人として改憲に反対する(品川正治))
2 ジャーナリズム・管理社会編(日本人はなぜ“物言う弱者”を憎むようになったのか(辛淑玉)
ジャーナリズムは再生できるか(大塚将司)
記者は呻吟、葛藤しているか(岡本厚)
情報化社会は人を自由にするか(吉岡忍))
3 差別的教育改革編(オリンピックで考える国旗・国歌とのつきあい方(吹浦忠正)
教育の私物化に抗え(佐藤広美;山田功)
現場から考える教育基本法(野田正彰))
4 「衛星プチ帝国論」編(政治家になるべきでなかった作家―石原慎太郎研究(佐野眞一)
人質バッシングを絶対に許さない(天野恵一)
「国」と「国民」、この距離感のなさ(香山リカ)
合言葉は「あきらめない」(渡辺えり子))
著者等紹介
斎藤貴男[サイトウタカオ]
1958年、東京生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学商学部卒業、英国バーミンガム大学修士。日本工業新聞、「プレジデント」「週刊文春」などの記者を経てフリーに。オカルティズムにはしる企業を描いた『カルト資本主義』(文春文庫)、「ゆとり教育」のねらいを暴いた『機会不平等』(文春文庫)で注目される。以来、管理社会化や新自由主義、国家主義などをテーマに執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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彩也
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