内容説明
「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉があるように、勝った者が正義となるのがこの世の常だ。志を抱き、最後まで幕府に忠義を尽くした集団「新選組」を語る上で、この言葉は心に迫るものがある。故郷・日野から出立、そして京都での華々しい活躍から一転、「賊軍」として北上を余儀なくされた彼らは、何を思い、戦ったのか。明治維新から150年となる今、北の大地に散った彼らの生き様をもう一度読み解く待望の一冊。
目次
はじめに 新選組は何のために戦いそして散っていったのか?
第1章 泣く子も黙る壬浪士の誕生
第2章 鬼の集団、落日へと向かって
第3章 新選組最後の戦い、北の大地へ
第4章 剣客集団「新選組」の素顔
第5章 「新選組」の、その後
おわりに 最後まで抱き続けた志