感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roatsu
21
北・中央・南アルプスの開山史と人物達の逸話がさらりとまとめられていて読みやすい。今やシーズン問わず登山者の姿があり、アクセスもよくたやすく行ける山域になったがそうなるまでの歴史の変遷を思うと感無量。何よりウェストンさんを始め欧州流のアルピニズムが持ち込まれる前からスタイルは違えど日本人は山に登り、崇め、資源を利用してきた史実は忘れてはならないだろう。巻の半分は有名な山小屋の歴史。創業者の思いやこれまで繋いできた人々のドラマを知れば利用する時の気持ちもまた違うだろう。テン泊もいいけれどギュウギュウになっても2018/08/08
ichi
13
【図書館本】日本アルプスの開山にまつわる話から、各山小屋の創業当時〜現在に至るまでの話。白馬山荘、槍ヶ岳山荘、燕山荘、北穂高小屋、唐松岳頂上山荘、蝶ヶ岳ヒュッテのご主人の苦労や山小屋に対しての熱い思いが載せられており、どの山小屋へもいつか行ってみたい!と思いました。2018/12/22
つちのこ
2
入院中に長女から差し入れられて読了。これまで登山史について学習してこなかったので、勉強になった。信仰登山から始まった山登りがウエストンらによって北アルプスが開山され、やがてブルジョアの遊びから、登山ブームが起こるとともに一般大衆に広がっていくという過程は興味深い。後半では北アルプスの山小屋物語を掲載。それぞれに苦難の歴史があり読み物としても面白かった。(2019.8記)2019/08/12
宮崎太郎(たろう屋)
1
北、中央、南アルプスの主要山荘の歴史。1920年代には一般登山者の為の山荘ではないとはいえ、形を見せ始めていて歴史のある小屋が多い事に驚きました。アルプスがもっと身近になるほど登山経験が増えてきたとき、また読み返したいと思います。2021/08/14
あらん
1
山小屋の方々に感謝です。いつかアルプスの山小屋行ってみたいなあ~ 今も昔も同じ景色を見て心を奪われたのだなあと思うと、遥かな気持ち。2020/05/04