内容説明
資本と国家に抗する社会を望み、いまここで実現する。ドラムを叩いて街をねり歩き、生活キャンプをつくって土地を守ろうとする先住民たち。その運動、思想は、どのようにして多様な人びとを惹きつけるのか―分断線を越え、多者が共鳴する世界への誘い。
目次
第一章 〈資本‐国家〉に抗する社会の構築(人質にされる社会;「現実」に抗して;異なるリアルのために―本書の立場)
第二章 もう一つのカナダ 先住民側からとらえ返す資本‐国家(「カナダ」の分かれ道;土地を掘り尽くす資本;先住民社会を破壊する国家;一元的現実から離れて)
第三章 構成的権力を争う先住民運動(争いの水準;同化の時代から「承認」の時代へ;囲いの内で―現代条約のリスクと戦略的活用;囲いから離れて―直後行動の系譜;承認のポリティクスに囚われない再起へ)
第四章 「思いだせない昔から」 伝統の批判的再生(いまを生きる先住民、うまれ変わる「伝統」;再起が紡ぐ関係の諸相;触発する拒否―肯定的否定の力)
第五章 多者が織りなす土地という社会 「犠牲区域」を生活の場に(運動の争点;多者が出会う生活の場―キャンプの内側;土地への参与)
著者等紹介
鈴木赳夫[スズキタケオ]
京都精華大学国際文化学部講師。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は社会理論・批判的先住民研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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