内容説明
東日本大震災の被害の大きさを伝える「震災遺構」。しかし、保存か解体かをめぐっては、人びとの間で大きな葛藤があった。遺された遺構に人びとはどのような意味を見いだしていったのか。
目次
第1章 「いま、ここ」を動的に捉える
第2章 「震災遺構」をめぐる動き
第3章 船―漁業に翻弄された生活と生産
第4章 公的機関を遺す難しさ
第5章 「おらほの遺構」―回復する自然地物
第6章 震災遺構論の新たな地平を拓く
著者等紹介
坂口奈央[サカグチナオ]
岩手大学大学院総合科学研究科地域創生専攻・地域防災研究センター准教授。1975年生まれ。静岡県富士市出身。(株)岩手めんこいテレビ報道部アナウンサーとして13年務めたのち、研究者を志す。東北大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。専攻は災害社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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