内容説明
人との関わり、すなわち人間関係をどのように形作るかは、多くの人にとって身近で重要ですが、一人で学びを深めていくのは容易ではありません。本書は、関わりの体験をもとに、その過程をともにふりかえりながら、人間関係を学んでいく「ラボラトリー方式の体験学習」の理論と実践について書かれています。この学び方には、人と人とが互いを理解し、高め合うための実践の智が凝縮されています。本書に触れることで、ご自身や周りの人々の今を見つめなおし、人間性豊かな関係と社会が育まれていく一助となることを願っています。
目次
第1部 ラボラトリー方式の体験学習のキーコンセプト
第2部 プロセスをとらえるための多様なレンズ
第3部 ラボラトリー方式の体験学習に活かすカウンセリングの観点―人間性心理学的アプローチから
第4部 ラボラトリー方式の体験学習に活かすカウンセリングの観点―心理臨床の知見から
第5部 グループプロセスに働きかけるファシリテーション
第6部 ラボラトリー方式の体験学習の設計と実践
著者等紹介
土屋耕治[ツチヤコウジ]
南山大学人文学部心理人間学科准教授。修士(心理学)。専攻分野は、社会心理学、組織開発、体験学習
楠本和彦[クスモトカズヒコ]
南山大学人文学部心理人間学科教授。博士(教育学)。専攻分野は、臨床心理学、ラボラトリー方式の体験学習
中村和彦[ナカムラカズヒコ]
南山大学人文学部心理人間学科教授。教育学修士。専攻分野は、人間関係トレーニング、組織開発、グループ・ダイナミックス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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