内容説明
音と芸術をめぐる新鮮な考えかた、語りかた、聞きかたを見つけるために。音と芸術をめぐる本、40冊についての書評、気鋭の論者たちが80冊以上を紹介しながらサウンド・スタディーズの現在を検討する座談会を収録。サウンド・スタディーズとサウンド・アート研究の動向、広がり、そして、その来し方、行く末を一望できる画期的なブックガイド。
目次
座談会 音の本とサウンド・スタディーズ―音による思考と音をめぐる思考(前編)
第1章 アーティキュレイション―なぜこの音があるのか、聴く私はいかに成立するのか
第2章 口と手と諸感覚―身体の豊かな技法
第3章 フォノグラフィ―音をいかに表現するか
第4章 音響修辞学―音によって物語る
第5章 電気になった声の世界―ボーカロイドのオラリティとは
第6章 螺旋状の視聴覚論―「視聴覚連〓」以後
第7章 音の生政治学―音による管理と解放
第8章 蒐集と驚異―多種多様な思考の目録
第9章 自由の雑音―実験の政治経済学
座談会 音の本とサウンド・スタディーズ―音による思考と音をめぐる思考(後編)
著者等紹介
金子智太郎[カネコトモタロウ]
愛知県立芸術大学美術学部准教授。美学、聴覚文化論
秋吉康晴[アキヨシヤスハル]
京都精華大学・関西学院大学・関西大学等非常勤講師。メディア論、音響文化論
阿部万里江[アベマリエ]
カリフォルニア大学バークレー校音楽科准教授。エスノミュージコロジー、文化人類学、人文地理学
imdkm(イミジクモ)[IMDKMイミジクモ]
フリーライター。ポップ・ミュージックを中心にレビューやインタビュー、ライナーノーツ等を執筆
大西穣[オオニシジョウ]
翻訳家、音楽批評(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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しゅん
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