内容説明
non solo ’O sole mio“オ・ソーレ・ミオ”だけじゃない。戦後ナポリに花開いた多様な音楽空間。戦後復興と繁栄、伝統の再発見、大地震、裏社会、若者たちの氾濫―激動の歴史の中で同時代の社会問題や音楽的潮流と向き合い、独自の音楽表現を開花させたアーティストたち。
目次
序章 カンツォーネ・ナポレターナという神話とその影
第1章 戦後のカンツォーネのはじまり
第2章 二重の音楽祭
第3章 踊る、語る、ナポレターナ
第4章 黒いナポリ
第5章 フォークをめぐる二つの表現
第6章 中心の周縁化と裏社会の歌
第7章 地中海のブルース
第8章 アイドル歌謡と郊外の中心化
第9章 ポッセの言語と音楽的伝統
終章 その後のナポリの歌
著者等紹介
近藤直樹[コンドウナオキ]
1969年奈良県に生まれる。同志社大学文学部(美学及び芸術学専攻)卒業。京都大学大学院文学研究科(イタリア文学専攻)博士後期課程満期退学。現在、京都外国語大学外国語学部イタリア語学科教授。専門はナポリ文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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