恋愛社会学―多様化する親密な関係に接近する

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恋愛社会学―多様化する親密な関係に接近する

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  • サイズ A5判/ページ数 222p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784779517662
  • NDC分類 367.4
  • Cコード C1036

内容説明

恋愛に巻き込まれているあなたにも、恋愛に疑問があるあなたにも、恋愛そのものに関心がないあなたにも―。晩婚と生涯独身者が増加しつつも、多くの人々が生涯にわたり様々な形で関わることになる「恋愛」。それは現代日本でどのように変化しつつあるのか。歴史的記述や量的・質的調査、そして多様な事例から、ポスト恋愛至上主義の時代に迫る必携入門書!

目次

1 社会制度としての恋愛と結婚(近代社会における恋愛の社会的機能;日本の家族社会学はいかに「出会いと結婚」を扱ってきたか;恋愛・結婚における親の影響―被差別部落の事例から)
2 実証研究からみる若者の恋愛と結婚(1980年代の「恋愛至上主義」―『non‐no』と『POPEYE』の言説分析を通して;若者の恋愛の優先順位―質問紙調査の結果から;リスク社会における恋愛と結婚―首都圏在住の未婚男性たちへのインタビューとフォーカス・グループ・ディスカッションによる調査から;恋愛は結婚において「必要」か、「オプション」か―首都圏と中国都市部の未婚女性たちへのインタビュー調査から)
3 現代の「恋愛」の諸相とその多様性(「異同探し」の誘惑を飼い慣らす―男性同性愛者の恋愛をめぐって;片思いと加害の境界を探る―交際経験の乏しい異性愛男性の関係構築に着目して;アイドルに対する恋愛感情を断罪するのは誰か―「ガチ恋」の苦悩に向き合う;2次元キャラクターへの恋愛―フィクトセクシュアル/フィクトロマンティックと対人性愛中心主義;ジェンダー平等な恋愛に向けて―異性愛主義的な性別役割を批判する)

著者等紹介

高橋幸[タカハシユキ]
石巻専修大学人間学部准教授。専門は社会学理論・ジェンダー理論

永田夏来[ナガタナツキ]
兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授。専門は家族社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

3
多様化する親密な関係、恋愛の社会学 個人的悩みを社会の共通問題へ 個性承認と権限最大化、近代恋愛結婚の機能 現代若者の「恋愛至上主義」からの離脱 ヘテロセクシズム基盤の「恋愛」概念への問い ドミナント男性性とケア非対称性の影響 アイドルへの本気の恋「ガチ恋」の苦悩 「理性」と「可能性」の狭間の葛藤 新たなセクシュアリティ言語化の意義 ジェンダー平等な恋愛への模索 性別役割がもたらす権力構造と性暴力 性的同意を曖昧化する慣習への批判 恋愛規範に抵抗するクワロマンティック 従来の恋愛言説への若者の違和感2025/04/28

本の記録

1
恋愛を、社会的役割の仮面の下の「ありのままの自分」を見せ合い認め合える関係を築くことだと捉える場合、19世紀の欧米で成立した個性的個人観と恋愛観を生きている(p5)「合理的な理由」を配偶者の選択基準にすることが批判される(P6)「恋愛=結婚したい気持ち」と定義することで恋愛が社会秩序を維持する(p17)子は親の規範を内面化し配偶者選択をしている可能性がある(p41-2)→社会学の本を好んで読みながら、私生活では社会的に求められるレールに乗って楽をしている自分の現状に、若干のうしろめたさを感じる本でした。2025/04/20

0
★4.5/5 10名ほどの研究者が恋愛に隣接する自らの専門分野に関して寄稿しているオムニバス本。前2章は「社会学」として、結婚(お見合い、恋愛結婚)は社会の中でどう変遷してきたのか、その中での恋愛はどう位置づけられてきたのかを論じている。後1章は、同性愛、アイドルへの恋愛、フィクトセクシュアル等、近年隆盛を極めている「恋愛」そのものがトピックになっている。学びは多いが、正直結構物足りなかったので、前2章のみを膨らませた形での入門書でもよかったのかなとは思った。2025/04/29

ディス

0
〇。ひとつひとつは短く読みやすい恋愛にまつわる論考集。ジェンダー問題、LGBTQなどマイノリティに関する論点から規範を崩していくものが多いので、そのようなものに興味があると良い。ただ読みやすいぶん深まりは乏しいので、本格論考を読みたい場合はちょっと物足りないかも。マジョリティが当然のものとして罷り通ってしまっていることがよく分かる。そのほか結婚の前の恋愛って必要?とか、自由恋愛になっても結局親のこと気にしてるよねーみたいな論点は刺激的だったな。対人性愛中心主義という言葉は意識して使っていきたい。2025/04/18

small_akuto

0
めちゃよかった。色々焦ったり不安もあったけどなんかスッキリした。 なんか自分の価値観が相対化されたり、こうあるべきみたいな風潮が、そうじゃない時代もあったんだって思えるだけで気が楽になるよねー2025/04/18

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