出版社内容情報
ひきこもり,貧困,障害,高齢者,災害
―当事者の声に触れ,感じることから考えようとする福祉心理学への誘い。授業に参加した学生はどう感じたか。現代を生きる若者のみずみずしくしなやかな感性をあわせて伝える。
●著者紹介
久保田美法(くぼた・みほ)
淑徳大学総合福祉学部准教授,臨床心理士,公認心理師。
京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻博士後期課程修了,博士(教育学)
主な著著に「『老いの時間』を共に生きる―心理臨床からの試み」(ナカニシヤ出版)
目次
序章
第1章 居場所を求めて(小学校1年生の教室から;保健室で垣間見えるもの;学校と家の間;様々な「貧困」;街角で,SNSで;ひきこもることの意味;痛みによって,自分とつながり,他者とつながる)
第2章 生の語りに触れる(『自閉症の僕が跳びはねる理由』の著者・東田直樹さんの言葉から;『リハビリの夜』の著者・熊谷晋一郎さんの文章から「生きる」ということの当事者研究)
第3章 エゴの奥にあるもの―相模原事件をめぐって(「健常者幻想」を問う―劇団「態変」の金満里さんから;虐待の実際と介助者の痛み;「障害者の家族は不幸」?)
第4章 人間の条件(ロボットにできること、できないこと;水俣・チェルノブイリ・福島;生者と死者のつながり)
第5章 生きることの不思議(老いるとは;認知症の人の思い、家族の思い;ただそこにいることで)
著者等紹介
久保田美法[クボタミホ]
淑徳大学総合福祉学部准教授、臨床心理士、公認心理師。京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻博士後期課程修了、博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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