アメリカの声をひろう―言葉で闘う語り手たち

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アメリカの声をひろう―言葉で闘う語り手たち

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  • サイズ B6判/ページ数 275p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779516665
  • NDC分類 934
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「で、あたしゃ女じゃないのかい?」

アフリカ系アメリカ人女性の演説、ネイティブ・アメリカンの追想、劇作家の過去、SF作家の主張……
17世紀から21世紀までの、さまざまな背景をもった作家や活動家の作品/言葉を時代順に収録。女性差別や人種差別に抗い、時代を拓こうとしてきた人々の姿と「アメリカ」を描き出すエッセイ・アンソロジー。



「この本を手に取りページを開いてくださり、ありがとうございます。どの本もそうですが、書棚に置かれているあいだ、そのなかに書かれている文字たちは眠ったままです。しかしだれかが手に取り、その本のページを開いたとたん、文字たちはがぜん目を覚まし、立ちあがって言葉となり、わたしたちに物語やなんらかのメッセージを届けてくれるのです。この本には、アメリカで活躍した十六人の文学者や活動家などが書いた言葉が載せられています。みなさんは本書に掲載されている十六人の人々が書きのこした言葉をとおして、それぞれの人が生きている時代のなかで感じとった思いに触れることになります。しかしそれは、みなさんが本を手に取り、ページに書かれた言葉を読んでいくことから始まります……」(「はじめに」より)




■監修者・翻訳者・執筆者紹介

・監修・翻訳・解説執筆
能勢 卓(のせ・たくじ)
福岡女学院大学人文学部准教授


・編集・翻訳・解説執筆
立本秀洋(たてもと・しゅうよう)
大阪電気通信大学共通教育機構英語教育研究センター講師

松田正貴(まつだ・まさたか)
大阪電気通信大学共通教育機構英語教育研究センター准教授


・翻訳・解説執筆
伊藤佳世子(いとう・かよこ)
高野山大学文学部教授

坂本輝世(さかもと・きよ)
滋賀県立大学人間文化学研究院准教授

友繁有輝(ともしげ・ゆうき)
関西学院大学国際学部専任講師

中内啓太(なかうち・けいた)
大阪工業大学ほか非常勤講師

中西典子(なかにし・のりこ)
関西学院大学ほか非常勤講師

西美都子(にし・みつこ)
京都大学ほか非常勤講師

増田純一(ますだ・じゅんいち)
大阪産業大学ほか非常勤講師


※監修者・翻訳者・解説執筆者は日本英語表現学会関西文学研究部会の構成員です。

内容説明

アフリカ系女性の演説、ネイティブ・アメリカンの追想、劇作家の過去、SF作家の主張…17世紀から21世紀までの、さまざまな背景をもった作品を時代順に収録したエッセイ・アンソロジー。

目次

「序詩」より(一六五〇年発表)(アン・ブラッドストリート)
ジョン・ブラウンの殉教の日に咲いた一輪のバラに寄せて(一八五九年発表)(ルイーザ・メイ・オールコット)
アメリカ女子教育協会(一八七四年発表)(キャサリン・E・ビーチャー)
ソゥジャーナ・トゥルース(一八六三年発表)(フランシス・デーナ・ゲージ)
もっとも勇敢な兵士は名前もわからないまま(一八八二年発表)(ウォルト・ホイットマン)
人種の問題について(一八九〇年発表)(フレデリック・ダグラス)
あるインディアンの子ども時代の印象(一九〇〇年発表)(ズィトカラ=シャ)
ドルがもたらす威厳(一九一〇年発表)(ジャック・ロンドン)
シカゴの殺し屋、激化する政治抗争(一九二一年発表)(アーネスト・ヘミングウェイ)
ユージーン・オニールの衝撃的な話(一九二二年発表)(メアリー・B・マレット)
国家の心理学、あるいはあなたは何を見ているのか(一九二二発表)ガートルード・スタイン
崩壊(一九三六年発表)F・スコット・フィッツジェラルド
三〇年代についての覚え書き(一九六〇年発表)ジョン・スタインベック
恐れについて―新たな南部とその苦しみ(一九五六年発表)ウィリアム・フォークナー
「王様は裸だ」賞受賞記念スピーチ(二〇〇九年発表)アーシュラ・K・ル=グウィン
『ザ・ベスト・アメリカン・ショート・ストーリーズ』二〇一九年度序文(二〇一九年発表)ハイディ・ピトラー

著者等紹介

能勢卓[ノセタクジ]
福岡女学院大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

46
おお、これは面白い!アメリカを代表する文学者、活動家のことばのショーケースで、アメリカの多様性と独特の文化、問題がちりばめられています。知らなかったエッセイも多く、特にSojourner Truthの力強い言葉は早速原文で読みました。スタインベックの言葉は、困難な時でも人は助け合うことができる、という彼らしい、そしてアメリカ人らしい前向きさが良かったです。こういう面白いアイデアでもっともっとショーケース本を作って若い人たちを刺激してほしいな。グッジョブ、先生!読み友さんの感想を読んで。2023/01/30

くさてる

23
アメリカで活躍した16人の文学者や活動家が残したエッセイや演説などを収録したもの。初めて知った名前の人も多く、内容も多岐にわたるけれど、興味深かった。特に選ぶなら、1900年発表の「あるインディアンの子ども時代の印象」(ズィトカラヤ=シャ)。これは全篇読みたいくらいに当時の生活の瑞々しいイメージに満ちていた。あと、スタインベックの「30年代についての覚え書き」もさすがの読み応えで面白く、これもまとめて読みたくなった。他のものもそれぞれに印象に残るフレーズや語句があり、読み応えある内容です。2022/10/29

MOTO

12
図書館や書店の棚にも限界があって、並んでいるのは『売れ筋』の本が主だろう。身綺麗で時代に合っていて話題性があって思わず読みたい&欲しいと手にしてしまいそうな本達。では、それ以外の本達の行方は?本書はアメリカ植民地時代の1650年に出版された作品からごく最近の作品までを幅広く掲載。唯一ヘミングウェイの名は知っていたが他は誰一人知らない作品ばかり。だが、その時代を生きた人達の魂が言語化されたような声は力強く、背中を引っ張られ、危うく古い時代に引き戻されかけた。あの人達(名前は覚えられない)に出会えて良かった。2022/04/27

Ecriture

7
『図書新聞』3561号に書評を寄せました。1650年から2019年まで、16本のエッセイを収録したアンソロジー。日本の読者に馴染みのない著述家をとりあげ、メジャー作家であれば読む機会の少ない文章を積極的に採用するという方針で編まれており、その編集姿勢自体が、言葉を効率的な情報と捉えることなく意識を別の時空と他者に明け渡す試みを体現している。刺激と挑発と煽りをフックとせず、こういう本をつくれるのは学会の強み。人種やジェンダー観の変遷を辿る資料にもなるし、日常を彩るユーモアに触れることもできる。2022/10/04

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