出版社内容情報
刑事司法改革と市民感覚との葛藤,
取調べ可視化と映像そのものに不離に潜む問題,
司法取引と量刑判断とのバランスなど,
法心理学の視点から検討を加えるなかで
バイアスの存在に注目して科学的根拠を示し,論点を指摘する。
●著者紹介
中田 友貴(なかた ゆうき)
立命館大学大学院・文学研究科 [博士( 文学 )] (2020年)
社会心理学/司法・犯罪心理学/心理学史を専攻
現在 立命館大学OIC総合研究機構・専門研究員
主要著作
中田 友貴・若林 宏輔・サトウ タツヤ (2020). 取調べ録画動画の提示方法が自白の任意性判断に及ぼす影響 法と心理
目次
序章
第1章 世界における法心理学研究の黎明期・揺籃期についての再検討
第2章 日本における法心理学研究の黎明期・揺籃期についての再検討
第3章 近年の日本の法心理学研究の動向の検討
第4章 被疑者の国籍が裁判員の量刑判断に及ぼす影響の検討
第5章 犯行場面を撮影した映像についての社会心理学的検討
第6章 刑事司法改革関連法案についての改正点と心理学的問題
第7章 警察・検察における取調べ録音・録画制度に関する法心理学的検討
第8章 司法取引に関する社会心理学的検討
第9章 まとめ 日本の刑事司法改革と心理学
著者等紹介
中田友貴[ナカタユウキ]
立命館大学大学院・文学研究科、博士((文学)、(2020年))。社会心理学/司法・犯罪心理学/心理学史を専攻。現在、立命館大学OIC総合研究機構・専門研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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