内容説明
治水・利水・環境を総合的に管理する流域管理法制の日米比較。洪水による被害を抑制しながら、水資源の持続的利用と流域環境の保全とをどのような法的手段によって実現できるのか。日米水法の比較研究から明らかにする。
目次
第1部 総論(自然環境問題における公共性)
第2部 日本編(日本における持続可能な水ガバナンスのための法制度改革に向けて;流域管理法制における現状と課題―気候変動を念頭において;地下水法の現状と課題―城崎温泉事件から紀伊長島町水道水源保護条例事件へ;流域管理と水産資源の持続的利用)
第3部 米国編(米国法における水法の体系;カリフォルニア州における利水施設の全貌と施策課題;カリフォルニア州における水取引制度とQSA;米国における公共信託法理の判例と学説―自然資源法における持続可能性への挑戦;米国における流域管理―クラマス川の流域管理を中心に;米墨間の国境を越えた水融通および流域環境保全の取り組み)
著者等紹介
松本充郎[マツモトミツオ]
1971年5月17日兵庫県明石市生まれ。1996年3月東京大学法学部第三類卒業。2001年3月東京大学大学院法学政治学研究科比較法文化専修コース修了(修士(法学))。2004年3月上智大学大学院法学研究科博士後期課程満期退学。2004年4月高知大学人文学部講師。2007年4月同准教授。2008年4月高知大学教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門准教授。2012年4月大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授。2020年7月15日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 日々の野菜帖