内容説明
忘れられた歴史を探し求めて。大阪堂島の米相場は、江戸~大正期、見通しの良い山から山へと旗振り信号により伝達された。その山を旗振り山と呼ぶ。前著『旗振り山』発行後に発見された旗振り場と、戦前、夜間定期航空のために設置された「航空灯台」の跡地めぐりを初公開。各地に残る戦前の「ラジオ塔」も案内する。
目次
第1章 旗振り山(旗振り通信;神戸・明石ルート;淡路・徳島ルート ほか)
第2章 航空灯台(航空灯台の文献;航空灯台の歴史;航空灯台跡の探索 ほか)
第3章 ラジオ塔(ラジオ塔について;諏訪山公園ラジオ塔;中崎遊園地ラジオ塔 ほか)
著者等紹介
柴田昭彦[シバタアキヒコ]
1959年10月23日、16h。兵庫県多可郡八千代町生れ。1982年大阪教育大学卒業。1982年~大阪府下の学校に勤務。2013年~大阪府立摂津支援学校教諭。2019年3月退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Makoto Yamamoto
12
滋賀県で歴史街道ウォークに参加して、興味を持った堂島から旗を振ってその日の相場を江戸まで知らせていたと聞いて興味を持った。その時に使われたのが旗振り山と呼ばれるところ。 大体時速400㎞で伝わったそうな。 但し、箱根の山を越えるのは飛脚だった為、8時間かかったそうな。 幕府は間違いが起こるのとして禁止していたとか。 明治になって公認され、さらに発展。 情報を盗まれないように、暗号まで作っていたのには驚いた。 学校の先生のライフワークかも知れないが、良く資料を集められていた。 2021/03/10
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