ビームコミックス 月は何でも知っているかも

著者名：朝倉世界一【著者】

KADOKAWA（2014/12発売）

• ISBN：9784757740990

内容説明

「地獄のサラミちゃん」「フラン県こわい城」「山田タコ丸くん」…、漫画界の最前線右斜め後ろを、ずーっと２サイクルで走ってきた、朝倉世界一、待望の最新作品集！　コミックビーム発表「ターナーさん ありがとう」など、掲載以来、多くの読者・識者から刊行を待ち望まれていた名編の数々が、ついに、気持ちの良い空気に溢れた一冊に！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[吉田あや]

デボネアや春山町に続いていくようなテイストの短篇が詰まった作品集。触られると腐ってしまう「屍兄弟」好きだなあ。腐る方向性がいつも大好き。祟ることを生業とする化け猫のミケヤマさん、名前からしてかわいすぎ。人生の切なさをかわいさで包みながら、それでもやっぱりほろ苦い。朝倉さんのそんな匙加減がきっと永遠に好き。

2020/01/09

[眠る山猫屋]

朝倉世界一さんの短編集。豪快で突き刺さるカット、不思議な登場人物たち。代行業を営む半魚人(人魚ではないw)の女社長の出逢い。英国製バイクを愛する男のドライブ日和。動くスロットマシン(パチンコ屋さんにあるスロットの方ね)の遍歴。そして祟る相手に仄かな恋心を抱く化け猫と絶賛不倫中の除霊師の闘いの顛末。シュールでいて、なんだかちょっと切なかったりする。

2022/08/16

[よしゆき]

運転代行屋さん、バイク、化け猫の話が好き。癒やされます。

2012/07/19

[もこ]

なんでこんなにかっこよくてかわいいんだ！

2010/11/04

[筋書屋虫六]

ははは、やっぱり好きだわ、この絵。５年前の短編集。化身もの（さかな・化け猫・スロットマシーン）、バイク、広角のシネマっぽい構図、まったり感、『デボネア・ドライブ』に繋がるエッセンスが満載でした。

2013/04/02