内容説明
フランスの高校修了国家試験・バカロレア式の哲学入門。知識の暗記ではなく、自分で考え、書く哲学へ。日本の哲学講義に欠けた「論述する力」を養成。「主体」「言語」「歴史」…主要な16テーマを抽出。「哲学的に考え、表現する」習慣は日本人を変える!
目次
プラトン―定義をするとはどのようなことだろうか?
デカルト―すべてを疑うことは可能だろうか?
ウィトゲンシュタイン―「生の問題」を言語で論じることは可能か?―アーレント―孤立と独りぼっちであることと、孤独の違いとは?
主体―「私」は存在するのか?
知覚―物は見かけどおりにあるのだろうか?
他者―他者とはどのような存在か?
欲望―私たちが何かを欲することとは、どのようなことなのか?
存在と時間―時間をとらえることはできるのか?
言語―言語は何を表現しているのか?
芸術―芸術作品の美しさは万人共通だろうか?
労働と技術―労働と技術はどのような関係性にあるか?
歴史―歴史的出来事を語るとは,どのようなことなのだろうか?
理論と経験―理論(知識)は経験に先だつか,それとも経験が理論(知識)の源泉か?
解釈―「正しい解釈」は存在するのか?
物質と精神―私たちは物質の塊でしかないのか、あるいはそうではないのか?
著者等紹介
曽我千亜紀[ソガチアキ]
1973年生まれ。名古屋大学人間情報学研究科博士前期課程修了。カン大学文学部哲学科D.E.A.課程修了。名古屋大学人間情報学研究科博士後期課程単位取得満期退学。D.E.A.(哲学)(カン大学)。博士(情報科学)(名古屋大学)。大阪産業大学国際学部准教授。哲学専攻
松井貴英[マツイタカヒデ]
1971年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程人文学専攻単位取得満期退学。博士(文学)(名古屋大学)。九州国際大学現代ビジネス学部教授。哲学専攻
三浦隆宏[ミウラタカヒロ]
1975年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位修得退学。博士(文学)(大阪大学)。椙山女学園大学人間関係学部准教授。倫理学・臨床哲学専攻
吉田寛[ヨシダヒロシ]
1972年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)(京都大学)。静岡大学情報学部教授。哲学・倫理学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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