内容説明
現象学の巨人が哲学という沃野を闊歩する!フランス現象学最後の巨星が、自身の哲学の全貌を噛み砕いて語る、哲学の愉悦を濃縮した大対談録。
目次
序論 軌跡―伝記的な標点をいくつか
第1部 哲学の伝統との関わり(デリダからハイデガーへ;フィヒテの厳格さ;カントへの回帰 ほか)
第2部 現象学的ジグザク(現象への回帰;『現象学的省察』をめぐって;崇高と情動性)
第3部 現象学とさまざまな象徴制度(動物から人間化へ;神話から科学へ;現象と物理学の制度 ほか)
結論 哲学者と芸術家
著者等紹介
リシール,マルク[リシール,マルク] [Richir,Marc]
1943‐2015年。ベルギー・シャルルロワ出身の現象学者。ベルギー国立科学研究基金の主任研究員を務めるかたわら、国際哲学コレージュ、高等師範学校、パリ第7大学、パリ第12大学(現パリ東大学)で教鞭をとる。2015年11月、南仏で逝去
澤田哲生[サワダテツオ]
1979年生まれ。パリ東(旧第12)大学大学院人文社会科学研究科博士課程修了。富山大学准教授。哲学・現象学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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