内容説明
過激派に抗しつつ、世俗主義と一線を画す。イスラーム世界における「声なきマジョリティ」の代弁者「イスラーム中道派」の総合的研究。
目次
序論 イスラーム中道派と現代世界―思想と実態の理解にむけて
第1章 イスラーム政治思想の今日的位相と現代国家論
第2章 現代エジプトの形成とその特質―エジプトにおける宗教と国家
第3章 イスラーム国家論と宗教共存構想―サリーム・アウワーの思想的貢献
第4章 現代エジプトにおける法・国家・イスラーム―ターリク・ビシュリーの法哲学と政治論をめぐって
第5章 1月25日革命以降の思想潮流と中道派の眺望
結論
著者等紹介
黒田彩加[クロダアヤカ]
1989年兵庫県に生まれる。2012年京都大学文学部卒業。2017年京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科一貫制博士課程修了。博士(地域研究)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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