出版社内容情報
臨床における神秘的体験の記述、怒り、弱さ、包括的心理療法、震災時ケアの考察など、日本のゲシュタルト療法の第一人者の論考を集約
まえがき
1 .スピリチュアルな経験
2 .いと“弱き”もの:その視座の転換
プロローグ
いと“弱き”もの
その人と私
“のめり込み”かけて
視座の展開
エピローグ
3.怒りはひとりでには惹起されない:そのメカニズムの探求
プロローグ
1 .怒りを考えさせられたエピソード
2 .怒りが関係性の中で惹起される例とその考察
3 .5つの例の考察のまとめ
4 .怒り考
5 .日常の怒りをどうするか
6 .怒りへのゲシュタルト流介入
エピローグ
4 .現代の“魔女狩り”と人間性:人間の性との闘い
プロローグ
1.中世の魔女狩り
2.現代の“魔女狩り”の様相
3.現代の“魔女”経験の心理的過程
4.人間の性との闘い
エピローグ
5.包括的心理臨床における“癒し”の研究:バリ島における調査から
はじめに
目 的
概念の理解
方 法
結果と考察
おわりに
6 .老若のつながり
1.「老」と「若」のつながり
2.ケースに見る「老」と「若」の関係性
3.「老」と「若」のコペルニクス的転回
7 .老いに見る男らしさ
はじめに
体験学習に見る老人のイメージ
老いにおける男らしさ
“老い”とは,そして再び男らしさとは
8 .教師から見た教育の可能性89
プロローグ
1.誰 が
2.誰 に
3.何 を
4.告白的な教師論
5.教育の可能性について
エピローグ
9.幼児・児童・生徒への大震災時の心のケア:その功罪と教職員が二次災害にならないために
プロローグ
1.心のケアとは
2.被災のプロセス
3.幼児の思考の発達に応じた心のケアについて
4.心のケアの具体例1
5.心のケアの具体例2
6.Debriefingについて
7.心のケアの功罪
8.二次被災について
9.教職員が二次災害にならないために
10.危機に際して問われているのは人間性である
11.生きる希望と回復への知恵
12.これからシステムとして保育所,園,学校にできること
エピローグ
10.若者の心の問題と心理的援助
11.気がつけばカウンセラー:私は何故カウンセラーになったか
カウンセラーになることに影響のあったエピソード
専門家をめざして
どのようにカウンセリングを学んできたか
カウンセラーとしての喜びと苦しみ
カウンセラーとしての将来像
あとがき
倉戸 ヨシヤ[クラト ヨシヤ]
著・文・その他
目次
1 スピリチュアルな経験
2 いと“弱き”もの:その視座の転換
3 怒りはひとりでには惹起されない:そのメカニズムの探求
4 現代の“魔女狩り”と人間性:人間の性との闘い
5 包括的心理臨床における“癒し”の研究:バリ島における調査から
6 老若のつながり
7 老いに見る男らしさ
8 教師から見た教育の可能性
9 幼児・児童・生徒への大震災時の心のケア:その功罪と教職員が二次災害にならないために
10 若者の心の問題と心理的援助
11 気がつけばカウンセラー:私は何故カウンセラーになったか
著者等紹介
倉戸ヨシヤ[クラトヨシヤ]
1936年埼玉県久喜市生まれ。1959年同志社高校より推薦にて同志社大学文学部心理学専攻卒(文学士)。1959‐1971年大阪社会事業短大(現大阪府立大学)助手・講師・助教授。1972年Springfield College Graduate School修士課程修了(M.Ed.)。1975年University of Massachusetts Graduate School of Education博士課程修了(Ed.D.)。1973-1975年University of Massachusetts(Teaching Assistant)。1975-1976年San Francisco State University Graduate School(Lecture & Counselor)。1978年San Diego Gestalt Training CenterよりDiploma取得。1976-1984年甲南大学文学部助教授・教授。1984-1992年鳴門教育大学大学院生徒指導講座教授(将来構想委員長)。1992-2000年大阪市立大学生活科学部教授。1998-2000年学部長(定年退職 大阪市立大学名誉教授)。2000-2007年関西大学社会学部教授。2007-2012年福島学院大学大学院教授。2009年度日本人間性心理学会学会賞。2018年度日本心理臨床学会学会賞。日本心理臨床学会理事、日本臨床心理士資格認定協会評議員、日本人間性心理学会理事長、日本心理学会終生会員、大阪府臨床心理士会会長、APA(Life time member)、International Gestalt Therapy Association(Board member)、Phi Delta Kappaなどを歴任。現在、日本心理臨床学会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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